食道がん手術は、食道がんの病巣を取り除く手術です。がんは、目に見えないレベルで周囲に広がっているため、食道の正常な部分を含めて取り除く必要があります。食道の周りには、肺や心臓、大血管などの重要な臓器があることと、食道を取り除いた後に食べ物の通り道を作り直す(再建といいます)操作が難しいことから、食道がん手術は難易度の高い手術です。外科医の技術の差によって、食道がんが治るかどうか、術後の合併症がないかどうかに差が現れやすい治療の一つといえるでしょう。食道がん手術は名医にお願いしたいものですね。
消化器外科の医師は、食道・胃・大腸、肝臓・膵臓などの消化器疾患を診ます。大腸がん、胃がんや、胃・十二指腸潰瘍、虫垂炎などを、主に手術で治療します。消化器外科を主な診療科とする医師は全国で約4,700名、日本消化器外科学会が認定する消化器外科専門医は約5,700名です。外科の専門医を取得したうえで、消化器疾患に対する手術手技を修得しています。同じ消化器外科医でも、得意とする臓器や治療法(開腹手術か腹腔鏡手術か)が異なります。クリンタルは消化器外科の専門医から名医を厳選し掲載しています。