認知症は後天的に知能が低下した状態で、65歳以上の患者数は400万人以上と推計されています。認知症のうち、アルツハイマー型認知症は脳の神経細胞が死滅するなどの変性が起こり、徐々に症状が進む病気です。もの忘れや判断力の低下、また、日付や場所がわからなくなったり、食事もできなくなったり、被害的な妄想が目立つこともあります。認知症は、認知症になる前段階や軽度の状態で発見することが重要なため、早めに名医に診てもらいましょう。治療は病気の進行を遅くするための薬物療法や回想法などの心理療法が行われています。
神経内科の医師は、内科の中でも、認知症、パーキンソン病、多発性硬化症、てんかんなどの脳、神経、筋肉の疾患を専門に診療する医師です。薬物治療を中心に行います。神経内科を主な診療科とする医師は全国で約4,400名、日本神経学会が認定する神経内科専門医は約5,100名です。神経内科の疾患は、そもそも診断をつける段階から高度な知識が必要となり、他科では使用頻度の低い薬を用いることも多く、専門性の高い診療科です。クリンタルは、神経内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。