結核は、細菌の中でも抗酸菌とよばれる種類の菌が起こす感染症です。肺に病変を作ることが多く肺結核とよばれます。長引く咳が特徴ですが、ただの風邪と区別できる症状はなかなかないため、疑いをもち、専門的な検査をしなければ診断できません。また、結核の治療では、複数の薬を組み合わせて長期間使用しますが、適切な薬を選択するためには、十分な知識と経験が必要です。治療がうまくいかないと、耐性菌とよばれる、薬が効かなくなった結核菌が出現してしまうおそれもあります。ぜひ呼吸器内科の名医の治療を受けたい疾患です。
呼吸器内科の医師は、内科の中でも、肺炎、結核、気管支喘息、肺がんなどの呼吸器疾患を専門とする医師です。薬による治療を中心に行います。呼吸器内科を主な診療科とする医師は全国で約5,300名、日本呼吸器学会が認定する呼吸器専門医は約5,100名です。呼吸器の疾患は呼吸器内科以外の内科・総合内科でも診療していますが、重症の肺炎や難治性の喘息、肺がんなどは呼吸器内科専門医による診療が必要になります。クリンタルは、呼吸器内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。