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鈴木 拓人 先生

大腸がん内視鏡手術の名医
千葉県がんセンター
内視鏡科部長
専門
消化管癌の内視鏡診断、治療
掲載開始日:2017年10月17日
最終更新日:2019年06月05日

臨床実績


年間大腸がん内視鏡手術(ESD)数
***

専門医資格
***

学会職位
***

学術活動


論文・学会発表数
*** 件
※件数は英語論文を含まない場合がございます

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
***

出身大学
***

略歴
***

受診しやすさ


手術までの待機期間
***

医師指定受診
***

外来待ち時間
1時間程度

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鈴木 拓人先生のインタビュー

公開日:2019年06月12日
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患者さんに最善の治療をめざして

先生が医師を志されたきっかけ、消化器内科をご専門にされるようになった理由について教えてください

小さい頃、体調を崩してしばしば病院にかかる機会がありましたが、医師に診察してもらうだけで不思議と良くなった気持ちになり、医師とは大変心強い存在であると感じていました。自分も同じように弱った人達の力になれたらいいなと思った記憶があります。そのような経験を経て、特に医師の家系でもなかったのですが、物心ついた頃には自然と将来医師になろうと考えていましたね。

千葉の県立高校を出て、その後横浜市立大学医学部に進学し、卒業後は地元の千葉大学の医局に入局しました。学生時代には多くの人を助けたいという思いから内科一般を広くみられるジェネラリスト(総合医)を目指したいと思っておりましたが、医師になり医局に入る際には専門科を選択せねばならず、患者さんの数として最も多い消化器内科が、ジェネラリストに近いと考え、入局(当時の第1内科)しました。研修医として関連病院を出張する中で、長野県の病院に出張する機会がありました。その際に近隣に、内視鏡治療で有名な佐久総合病院(現、佐久医療センター)があり、当時としては画期的な内視鏡治療ライブ(第1回佐久ライブ)が開催されることとなり、上司の先生に誘われて、参加しました。その際に、内視鏡的粘膜下層剥離術(以下ESD)を国内でも有名な先生方が施行されているのを見て、その鮮やかさに感銘を受けました。当時ESDは高難度の手技でまだ一般化しておりませんでしたが、従来外科でおなかを切って手術していたような病変に対し、おなかを切らずに、かつ臓器も温存できる素晴らしい治療であると思い、自分もその道にすすむことを志しました。その後、大学病院に戻り大学院生として研究をする傍ら、ESDを学ぶべく、医局の先輩で、近隣で多数のESDを行っていた千葉県がんセンター内視鏡科(当時部長)の原 太郎先生に指導を乞いに行きました。原先生の下で多数のESDの経験を積ませて頂き、その後大学院で博士号を取得した後、千葉県がんセンターで常勤医として勤務することとなりました。2016年、原先生が開業され、その後部長職を引き継がせて頂いております。

先生の元を訪れる患者さんはどのような方が多いですか

当院はがん専門病院ですので、クリニックの先生のところでがんを指摘されて紹介される方がほとんどです。患者さんは千葉県内の広い範囲からいらっしゃり、中には県南部から2時間程かけて来て頂くことも稀ではありません。年齢は30代くらいの方から80代くらいの方まで幅広くいらっしゃいます。
診療に際しては、がんの進行具合によっては内視鏡治療以外に、外科手術、化学療法、放射線療法が必要となることもありますので、毎週、外科や内科、放射線科、病理の先生方と臓器ごとのカンファレンスを実施しており、専門家同士での総合的な討論の元、診療方針を決めています。内視鏡治療の後に外科手術、放射線治療、化学療法が必要となる場合もありますが、そういった場合にはそれを専門としている科に治療を依頼します。また同じ科内でも定期的なカンファレンスを行い、一人の医者の意見に偏らないように、複数の医師で相談の上、方針を決定するようにしています。

消化器センターの強みを教えてください

がんの精密診断を目的とした拡大内視鏡検査、および早期がん治療のESDを特に得意としています。当センターの内視鏡科スタッフは3名と少ないですが、それだけに一人ひとりが検査、治療を担当する件数が多いため、豊富な経験を有しております。スタッフは1人の医師で、食道から胃、大腸と消化管を満遍なく診ることができる、消化管のオールラウンダーであることが当院の強みの一つだと思います。ESDの件数は、平日1日あたり4件程度実施しており、年間の症例数は450例程になります。内視鏡医の数に比して非常に多い件数なので日頃多忙ではありますが、若い先生方にとっては経験を積みやすい環境であると思います。また、レジデントなどの若い先生が実施する場合には、必ず私たちスタッフが傍について一緒に治療を担当しています。
内視鏡治療の質の指標として、完全一括切除率(病変が全て一度の内視鏡処置で切除できた割合)がありますが、通常は90%前後のところ、当センターでは90%台後半と高い水準を維持しております。また、内視鏡処置では穿孔と言って消化管の壁に穴が開いてしまうリスクも稀にあり、全国的には4〜5%で生じるとされています。こちらについても、当センターでは1%を切る数値となっており、以上から確実かつ安全な治療を実施できていると自信を持って言えます。

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受診の流れや一般的な内視鏡検査の入院期間について教えてください

地域の開業医の先生から紹介で受診される場合、初診時は一般的な血液検査などを行い、精密検査のための内視鏡検査の予約をとります。通常は翌日以降の内視鏡検査となりますが、検査までの期間はあまり空かないように配慮しています。検査内容や患者さんのご希望によっては鎮静剤を使用し、苦痛なく検査を行うことも可能です。
内視鏡的治療が必要となった場合、入院期間は、胃がんでは5〜8日、大腸がんでは1~5日程度、食道がんは4~8日です。内視鏡治療は術後の回復が早いため、なるべく患者さんの希望に沿うように入院期間を短くしようと努力しています。

鈴木 拓人先生自身心がけていることはありますか

内視鏡診療においては、なるべく最先端の機器、技術を取り入れ、患者さんに現在の最善の医療を提供できるように心がけております。現在、診断においては画像強調を用いた拡大内視鏡観察が普及し、従来では診断困難であった難しいがんの精細な診断が可能となっております。また治療においてはESDが標準的となり、従来では内視鏡では治療困難だった病変も治療可能となっております。この分野の進歩は著しく、それに遅れをとらぬように日々、研究会や学会等で必要な知識を身につけ、技術の向上にも努めています。当院はがん専門病院として、最適な医療を患者さんに提供できるよう努力する義務があると考えています。そのためにも、現状に満足せずに常に知識、技術の向上を行っていかなくてはいけないと強く思います。
しかし、それでも診断や治療が難しい病変はまだまだあります。どうしても内視鏡では治療が難しく、断念せざるを得ない場合もあります。そういった病変に対し、どう対処し取り組んでいけるかは日々の診療の中でよく考えていますね。新しい診断方法や、ESDの新たな工夫など治療をより良くするための方法についての研究もしており、学会や論文発表を通じて情報発信もしています。

その他には、患者さんと接する際には患者さんが求めていることを見極めて、ニーズに沿った治療が出来るようにと考えています。話をよく聞き、可能な限りお応え出来るようにと考えています。例えば大腸内視鏡検査は躊躇される方も多いのですが、その際は何に抵抗があるのかどういったところが嫌なのかを聞き、対応策がないか一緒に考えたり、不安を軽減するような処置を行うようにしています。痛みや苦痛の感じ方には個人差があるので、敏感な方には最初から鎮静剤や鎮痛剤を使用するなど、個々の患者さんに合わせた配慮を心がけています。

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印象に残っておられる患者さんはいらっしゃいますか

全国的にも頻度は少ないとは言え、やはり中には消化管穿孔を起こしてしまう患者さんはいらっしゃいます。内視鏡検査は低侵襲で行えることが利点ではありますが、それでも穿孔を起こしてしまうと緊急的な外科手術が必要となることもあります。私自身も消化管穿孔の経験があり、そのような患者さんたちのことはよく覚えております。一概に技術だけの問題ではありませんが、極力これをゼロに近づける努力をしていきたいと考えています。

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受診される患者様へメッセージをお願いします

がんセンターと聞くと敷居が高いと感じられるのか、緊張されて来院される方も少なくないのですが、あまり構えずに、なにか御希望があれば遠慮なくおっしゃって欲しいです。説明に不明瞭な点や納得がいかないことがあれば、納得いくまで説明しますので遠慮なくお伝えください。また、説明の上で、治療をどうするか迷われているのであれば、セカンドオピニオンをお薦めします。セカンドオピニオンは患者さんに納得して治療を受けていただくための必要な手順だと思っています。色々な意見を聞き、納得した上で治療を受けていただけることが、最善だと思っています。もしセカンドオピニオンを受けて、他院で治療が受けたいと感じられる場合にはもちろん紹介を行いますので、気兼ねなくおっしゃってください。
また、当院は新病棟を建設中であり、内視鏡検査室も現在の4室から6室(+透視内視鏡室1室)に増設されます。新センターに向けて準備に追われる日々ですが、さらに多くの検査、治療を行って多くの命を救っていければと思います。私たちは患者さんにとっての最善の医療が何かを考え、それを提供できるように努めて参りますので、ぜひとも安心して検査、治療を受けて頂きたいですね。

編集後記

鈴木先生は、とても柔らかい雰囲気の先生で、一つ一つの質問に対して真摯にお答えくださいました。お話しの中で、患者さんのために安全で最適な医療を提供したい、何よりも納得して検査や治療を受けていただきたいと繰り返しおっしゃられ、鈴木先生のお人柄や内視鏡にかける熱い想い、患者さん一人一人に対して責任を持ち検査・治療にあたる姿勢が伺えました。そんな鈴木先生だからこそ、患者さんも納得した上で安心して治療を受けることができるのではないかと感じました。

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勤務先医療機関

住所:千葉県千葉市中央区仁戸名町666-2
電話番号:043-264-5431