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落合 博子 先生

眼瞼下垂の名医
東京医療センター
形成外科 科長
専門
眼周囲疾患、悪性腫瘍術後再建、再生医療
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2024年01月30日

臨床実績


年間眼瞼手術数
***

専門医資格
***

学会職位
***

学術活動


論文・学会発表数
*** 件
※件数は英語論文を含まない場合がございます

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
***

出身大学
***

略歴
***

受診しやすさ


手術までの待機期間
***

医師指定受診
***

外来待ち時間
*** 時間程度

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落合 博子先生のインタビュー

公開日:2019年02月26日
形成外科医と信頼関係を築いて臨む眼瞼周囲の手術

落合先生が形成外科医を志したきっかけについて教えていただけますか?

父が内科医で、その仕事を見ていて幼少の頃から尊敬していましたし、医者は素晴らしい仕事だと思っていました。医学部に入学してからは、外科が自分の性格と合っていると感じたので、医学部卒業後はまずは一般外科を研修しました。しかし、当時は外科医を志望する女性が非常に少なかったので、私を最初に受け入れてくれた病院でも、当初はどのように指導するか話し合いが持たれたと聞きました。結局、男性と同じように教育していこうとの結論に至ったそうで、おかげさまでたくましく育てていただきました。一般外科の3年間は、病院のすぐ近くに住み、救急車で搬送された方の緊急対応で呼ばれたり、癌の診療をしたりと様々な経験をさせていただきました。

ある時、乳房再建という手術があることを知り、それまで、外科医として“(がんを)取る”ことばかりを行ってきたのですが、乳房再建のように“(身体を)つくる”こともできるのだと衝撃を受けました。組織がないところに形を作る手術が想像できなくて、是非その技術を学びたいと思い、形成外科医を志すことにしました。

形成外科医となってからはどのようなご経験をされたのでしょうか?

形成外科医となってからは、広く形成外科手術を経験しました。中でも私は顎顔面や頭頸部領域の大掛かりな再建術に携わることが多く、やりがいも感じていました。既存の研究では、傷跡のない創傷治療を目指すべく、骨髄由来の間葉系細胞移植を用いて瘢痕を抑制する研究や治験を行い、11年前に臨床応用も行なったりしてきました。

眼瞼下垂症の手術を多く行うようになったのは、今から18年程前頃に知人の手術を頼まれたことがきっかけとなります。眼瞼の手術は、機能的にも整容的にも細心の注意を払う必要があり、非常に難しく感じていたのですが、治療結果にとても満足してくださいました。その後、患者さんからの口コミや眼科の先生からの紹介が徐々に増え、結果的に現在では眼瞼関連の手術を多く行うようになりました。症例は増えましたが、今でも謙虚に学ぶ姿勢を忘れないように心がけています。

どのようなお悩みから眼瞼下垂の手術を検討される方が多いでしょうか?

眼瞼の下垂は加齢やハードコンタクトの使用などが原因で生じます。当院を受診される方は60代〜80代の方が多いです。患者さんにもわかりやすい目安として、眼瞼が瞳孔にかかる位に下がってきたり、おでこに強くしわが寄るといった症状が出ると、手術が適応になる可能性があります。眼科の先生から勧められて受診される方が大半なのですが、お化粧をする際にアイラインや眉が上手く描けなくなったり、女性同士の会話でまぶたの形を指摘されて気になったりすることもあり、男性よりも女性の方が多く受診される傾向があります。

眼瞼下垂の手術を受ける際に知っておいたほうが良いことは何ですか?

まず、眼瞼周囲の手術では眼機能が最優先されます。そして、まぶたは実に複雑な仕組みと形態から成り立っており、手術の際には個々の状態に合わせた術式を選択することが必要となります。そのため、手術の前に眼科の先生や場合によっては耳鼻科、神経内科などの先生にもご意見をいただくことが必要になることもあります。その場合、当院では可能な限り同日に診療を受けられるよう配慮・調整をしております。

また、眼機能が最優先されるとは言っても、手術後に整容面でご納得いただけなければ、社会的にも日常生活が維持し難くなりますし、そこを気にされる患者さんは多くいらっしゃいます。整容面に関して言うと、出血しやすくなるお薬を服用されていたり、高血圧などの持病があったり、術前から両まぶたの左右差が大きかったり、と様々な要因からまぶたが腫れやすくなって左右の見た目を揃えることに苦労するケースもあります。通常、当院では1泊2日入院で手術を行っていますが、一部の症例では1回の手術で治療が終わらず、修正手術が必要になる可能性もありますので、ご理解いただきたく思います。

眼瞼下垂の手術後に生じる変化について教えてください

眼瞼下垂の術後の変化としては、意図せず涙が出てしまう流涙や、視界がぼやける、にじむといった症状や視力の変動がみられることがあります。これは、それまで瞳孔を圧迫していたまぶたの状態が変わることで、角膜表面の形状や性状が変化することやドライアイによって生じているのではないかと考えられています。しかし、稀に緑内障などの眼疾患が関与している可能性もあるので、視力変化が大きい時は、眼科に相談することをお勧めします。

眼瞼下垂は眼科と形成外科どちらの領域でも扱う疾患ですが、各々の診療科が独立して診療にあたっている病院は少なくありません。当院の形成外科は手術の際に他科の先生と密に連携することを特徴としており、眼瞼下垂の手術でも眼科医と共同して、術前後の眼機能の評価や研究に力を入れております。そのため、なんらかの眼症状が現れた場合には眼科の先生に診察を受け、適切な治療を行なっていただくことが可能です。

人によっては視力変化の結果、術前に使用していた眼鏡が合わなくなってしまうこともあります。その場合、視力が安定するには少し時間がかかることもあるので、眼鏡の調整は、術後3ヶ月以上空けていただくことを推奨しています。

患者さんへメッセージをお願いします

眼瞼周囲の手術は、術後に腫れやすかったり、お顔の印象が変わったりすることもあるので、手術を受けることはとても勇気がいると思います。しかし、手術によって視野障害や苦痛、違和感などの悩みから解放され、気持ちに余裕ができたり、活動的になったりする患者さんが多くいらっしゃいます。そのため、もしかかりつけの眼科などで手術を勧められたら、まずは一度専門医のお話を聞いてみることをお勧めいたします。

また、形成外科は敷居が高いと感じてしまうかもしれませんが、実はとても身近な診療科です。病院に行くほどでもないと思っていた悩みでも、病名がついて治療が可能となる場合もあります。反対に、手術しか手段がないと思っていても、他の方法を勧められる可能性もあります。形成外科では日頃気にしておられる変形や異常などの、見える悩みを解決する高い技術を提供していますので、情報を貰いにいくような気持ちで受診していただいて良いのではないでしょうか。

それから、術後の満足度は医師と患者さんとの信頼関係に左右されることもあります。手術を検討される場合には、手術の必要性や内容を理解し、納得するという過程を大事にしていただきたいと思います。

落合 博子先生の口コミ

オススメ度
5.0
医師の対応
受付・看護師の対応
施設の清潔度
予約方法
外来の待ち時間
手術までの待機時間
予約から初診までの期間 平均3.0週間
外来での待ち時間 平均15.0
手術までの待機時間 平均6.0週間
70代 男性 回答日:2024/01/30
良い点

落合先生は年間の眼瞼下垂手術数はトップクラスの方であり、当然様々な症例にも対応されており、小生のように他の病院で行った手術のやり直し等にも適切に対応していただける。
また、「医師の対応」欄にも記載したが、大病院の(形成外科)科長でもあるのに、上から目線などは全くなく、患者に親切丁寧に寄り添っていただける。眼瞼下垂でお悩みの方はぜひ受信されてみてはいかがでしょう。

良い点

7月末に左目、11月末に右目の眼瞼下垂手術を行ったが、右目手術の際に、左目の皮膚のたるみを取っていただけることになっていた。いざ、手術となり、右目は30分ほどで手術が終了し、左目の補正に移った。事前には15分位で終わると伺っていたが、右目を上げた分相対的に左目下がってがきたということで、左目だけで何と60分近く掛けて、両目を整えていただいた。左目は1度手術を終えているだけに、理由を付けて簡単に済ませることもできたと思うが、先生の誠実なお人柄なのか、それから眼瞼下垂手術の第一人者としての矜持もあったのか、本当に丁寧な対応をしていただき感激した。
8年ほど前に別の病院(眼科)で両目の眼瞼下垂の手術をして今回が2回目であるが、以前の担当医は退職されて不在で、今回ネットで眼瞼下垂手術の名医を探して落合先生に行き当たったのであるが、本当にいい先生に巡り合えたと思う。
もちろん両目とも手術の結果には満足している。

良い点

看護師はもちろん、事務スタッフの方も、型にはまった対応ではなく、臨機応変に対応してくれ、病院全体としての利用者への対応の質の向上に努めておられるように感じる。

良い点

院内は待合室、紗印刷室、廊下、トイレなどすべての施設がよく清掃されており、清潔感がある。

良い点

国立の医療施設であり、また紹介状がないと受診できないということでハードルが高そうだと思っていたが、落合先生の眼瞼下垂手術を受けてみたいと電話したところ、どこでも良いので近所の眼科で紹介状をもらって来院くださいと丁寧に教えてくれた。また事前に紹介状を送ることができ、初診当日もスムーズに進んだ。

良い点

予約時間帯に割り当てる患者数が適切なのか、大規模総合病院にありがちな予約していても長時間待たされることが少ない。

良い点

外来手術であったが、外来手術センターに行くのは手術怪異の45分前で、着替え、手術前の血圧、体温等の測定も考えると適切な待ち時間だと思える。

※投稿時点での口コミであり、病院は異動されている場合があります

勤務先医療機関

住所:東京都目黒区東が丘2丁目5-1
電話番号:03-3411-0111