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飯田 尚裕 先生

側弯症/脊柱変形の名医
専門
脊柱変形、小児整形(側弯症)、腫瘍外科(脊椎)
掲載開始日:2018年08月23日
最終更新日:2018年11月01日

臨床実績


年間側弯症・脊柱変形手術数
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専門医資格
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学会職位
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学術活動


論文・学会発表数
*** 件

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
***

出身大学
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略歴
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受診しやすさ


手術までの待機期間
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医師指定受診
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外来待ち時間
1時間程度

※医療機関の関係者の方へ

株式会社クリンタルでは「患者様へのメッセージ」なども追加することができますので、ぜひこちらのフォームよりご入力をお願い致します。(修正や掲載は全て無料です)

飯田 尚裕先生のインタビュー

公開日:2018年11月05日
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手術のその先の人生にも医師としての責任をもつ、前方固定の経験豊富な脊柱変形治療の名医

飯田先生は、どのようなお悩みの患者さんを診療しているのですか?

脊椎疾患全般を診ていますが、特発性側弯症や成人脊柱変形などの脊柱変形や、脊柱管狭窄症などの変性疾患が主になります。診ている患者さまの多くは近隣からの紹介ですが、遠方から来られる方もいらっしゃいます。お近くに脊柱変形の専門医がいなかったり、側弯症の治療をされていない先生だと治療をした方がいいのか判断が難しい場合もあったりして、九州や四国など全国から紹介されて来られる方もいらっしゃいます。

疾患だと特発性側弯症でお悩みの10代20代の若い患者さまから、加齢などによる側弯症や後弯症、脊柱管狭窄症でお悩みの50代から80代の方まで、幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。先代の教授である野原裕先生の代から当院の整形外科では特発性側弯症の治療に尽力してきた経緯があり、特発性側弯症の患者さまは多いですし、Parkinson病をお持ちの方の後側弯症の治療も行っている点は当科の特徴的な点の一つとなっております。

大人の脊柱変形の研究が進み、昔だと歳だからと諦めていた方でも治療がうまくいくようになってきたので、大人の脊柱変形の患者様も増えてきました。手術したらとても良くなったという方も多くいらっしゃって、近隣の病院から紹介してくださったり、口コミを聞いたりして来られる方もいらっしゃいます。

特発性側弯症では、どのような方が治療の対象となるのでしょうか?

まず、特発性側弯症の治療には装具治療と外科治療があり、患者さまが10人いたら2〜3人は装具治療になり、1人は外科治療となることが多いです。残りの方も治療の必要がないと言っても、そもそも装具が必要かどうかを短い期間で見定めるのも難しいですから、半年から1年に1回は検査をして、経過を観察していきます。

特発性側弯症の原因はよく分かっていないのですが背骨が横に変形してしまう病気で、小学生から中学生くらいの女の子に発症することが多いです。背骨を正面からみて、水平面に対して左右にどの程度傾いているかが治療の指標となります。

基本的には、変形が20〜45度程度であれば装具治療、45度以上であれば外科治療の対象となりますが、治療の方針は変形の場所やご本人とご家族のお考えによって変わります。10〜13歳頃に手術を受ける患者さまが多いですが、この年齢のうちから目立った自覚症状が出ることはほとんどなく、せいぜい外見上の変化程度なので、なかには手術の必要性を感じない患者さまもいます。

本人が手術を望まなければ手術に踏み切ることは難しいので、手術しなかった場合に将来どういった状態となることが考えられるかを丁寧に説明するようにしています。例えば、胸椎の変形であれば進行することで呼吸が阻害され、息苦しさや疲れやすさがみられるようになります。腰椎の変形であれば、腰痛や坐骨神経痛といった痛みがでたり、歩けなくなったりする可能性があります。

変形が小さいうちであれば、手術で直さないといけない背骨の数も少なくすみ、手術自体の侵襲も術後の後遺症の発生率も抑えることが可能ですから、適切な時期を逃さずに治療に踏み切ることがとても大切です。

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その他にお子さまやご家族に治療の説明をするうえで、心がけていることはありますか?

子どもの理解力をみながら、徐々に徐々に説明をするようにしています。治療成績は良い手術ですが、いきなり「手術します」とお話しすると、怖がって受診しなくなってしまうお子さまもいます。ですから、1回目の受診のときには、どんな病気かということを説明するにとどめて、また半年後に受診してもらった際に手術について説明するなど気をつけています。

親御さんについては、側弯症の治療があまり知られていないこともあり、効果が実証されていない民間療法に頼ってしまう方もいらっしゃるので、辛い状況に陥る前に誤った情報や認識についてできるだけ正すことを心がけています。

特発性側弯症の装具治療と外科治療は、具体的にはどのような治療ですか?

装具治療は、脇の下から骨盤までを固定するコルセットにより背骨の弯曲を矯正する治療法です。変形の進行を抑えるためには成長期の間は1日23時間装着することが推奨されますが、実際にはそれだけ長い時間装具を装着することが難しいので、仰向けになった姿勢を前提に効果を発揮する夜間装具を処方し、ご家庭でだけ装着されることも多いです。特発性側弯症の患者さまは思春期の女の子が多いですから、体育の授業で着替えるときなどに友達に装具を見られることは気になりますよね。

外科治療では変形した骨をまっすぐにするために金属で固定し、同時に、自分の骨を移植して矯正した部分の骨を癒合させる手術を行うのですが、背骨をお腹側から固定する前方固定と背中側から行う後方固定の2種類の固定方法があります。前方固定の方はこの手術法に慣れていない施設が多く、国内、国外を含めて後方固定が主流になっていますが、前方固定の方だと固定する背骨を最小限にできることが多いので当院では腰椎の側弯症に対して前方固定を採用しております。

固定されていない椎間板(※背骨と背骨との間にある円盤状の軟骨)が多い方が、腰痛の程度を抑えることができたり、術後にスポーツに復帰しやすかったりするという報告もあります。若い人の場合、手術時間は3時間前後で、入院期間は2週間程度なので、学校の長期休みを利用して手術を受けてもらっています。術後安静は必要になりますが、半年くらいで体育の授業にも参加できるようになることが多いです。

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成人脊柱変形に対しては、どのような治療を行っているのですか?

成人脊柱変形は、未治療の特発性側弯症や加齢などを原因に、背骨が後弯ないし側弯している状態です。1979年に側弯症の学校検診が始まったので、それ以前に中高生時代を過ごされた方の場合、だいぶ変形が進行して腰痛やしびれが出現してから受診される方が多く、大掛かりな矯正手術が必要になります。左脇と背中から金属を入れて背骨を固定する手術を、4時間と7時間の手術に分けて行うということもあります。

骨粗鬆症を合併している患者さまの場合、手術前に約半年間の薬物治療を行い、ある程度骨を丈夫にしてから手術に臨んで頂きます。術前の麻痺がひどくなく、術後の回復が順調であれば3週間ほどで退院することができますが、姿勢や痛みが改善して歩けるようになる反面、背骨を大掛かりに固定することで爪を切ったり靴下を履いたりする動作がしにくくなります。骨盤まで固定が必要になると、術後3〜4年経つと骨盤付近の金属が折れてしまう方も1割程度いらっしゃり、現在の治療方法の課題となっています。

脊柱狭窄症については、どのよう治療を行っているのですか?

脊柱管狭窄症は、背骨の神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されることで下肢の痛みやしびれが出てしまう病気です。長く歩くと痛みが強くなり、しばらく休むと痛みが和らぐ間欠性跛行という特徴的な症状がみられるのですが、動脈硬化や糖尿病などの血管の病気でも似たような症状がみられので、先ずはできるだけ詳細にこれまでの病歴や症状、日常生活についてお話を伺いし、正確に診断することに努めています。

血流を良くするプロスタグランジンE1製剤の投与で症状が改善することが多いですが、本人の困り具合や希望に応じて、背骨を前弯させて痛みを増強させないような姿勢の指導や装具の作成、麻酔科やペインクリニックとの連携による疼痛の緩和、内視鏡手術による神経の圧迫の解除や背骨の固定のための手術を検討していきます。本人がどういう生活をしたいのか、手術に対する恐怖感がどれくらいなのかとか、人によっていろいろと違いますからね。治るんだったら手術をやりたいと言う人もいるし、なるべく手術をしたくない、絶対しないと言う人もいます。

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臨床活動や研究活動のモチベーションになっていることは何ですか?

やはり、患者さまが治って喜んでくれることです。“治療すれば良くなる”という整形外科の明るい面にも魅力も感じて整形外科医の道を選びましたから、手術を受けた患者さまが「旅行に行った」「ボランティアをした」「結婚した」などと、健康な人と変わりなく人生を送られているのを聞くと大変嬉しく、医師としてのやりがいを感じます。

患者さんへのメッセージをお願いします

私は自分が執刀した手術の結果を知らないまま次々と患者さんの手術を行っていくことは、全く良くないことだと思っております。ですから、手術後も患者さんを定期的に診療し続け、傷跡はどうなったのか、しびれや腰痛が出たり、日常生活で困ったことが出ていないかなど、責任をもって経過を追っています。

地域の基幹病院なので他の病院では手術できない重篤な方もいらっしゃり、この病院だけでみると手術する方の割合は高いのですが、その分、手術後の経過などについてはよくわかっています。手術に臨まれる患者さまに、有益な情報を提供できると思いますので、脊柱変形の治療がなかなかうまくいかない方、診断がつかない方、治療の選択肢に迷われている方は、どうぞお気軽に受診して頂き、私が何かお役に立てることができればと思っております。

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獨協医科大学埼玉医療センターの写真

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勤務先医療機関

住所:埼玉県越谷市南越谷2丁目1-50
電話番号:489651111
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