慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、従来では慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称で、息をするときに空気の通り道となる気管支や肺に障害が起きて、呼吸がしにくくなる肺の「生活習慣病」で、喫煙と深い関わりがあります。身体を動かした時に息切れを感じる労作時呼吸困難や慢性のせきやたんが特徴的な症状で、治療にあたっては気流閉塞の重症度だけでなく症状の程度や増悪の頻度を加味した重症度を総合的に判断したうえで治療法を検討しますので、ぜひ呼吸器内科の名医に診てもらいたいところですね。
呼吸器内科の医師は、内科の中でも、肺炎、結核、気管支喘息、肺がんなどの呼吸器疾患を専門とする医師です。薬による治療を中心に行います。呼吸器内科を主な診療科とする医師は全国で約5,300名、日本呼吸器学会が認定する呼吸器専門医は約5,100名です。呼吸器の疾患は呼吸器内科以外の内科・総合内科でも診療していますが、重症の肺炎や難治性の喘息、肺がんなどは呼吸器内科専門医による診療が必要になります。クリンタルは、呼吸器内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。