ジストニアは筋肉の緊張がバランスを崩して体の位置や姿勢に異常が起きたり、体が勝手に動いてしまったり、脳の機能異常によってさまざまな症状を示す症候群です。原発性ジストニアと呼ばれるタイプは、発症に関与するいくつもの遺伝子が見つかっています。ジストニアの一つである痙性斜頸は首や肩の周りにある筋肉が過度に緊張し、頭を正常な位置に保てなくなる病気です。治療には筋肉の緊張を軽くする薬の内服や注射、神経を遮断する手術などがあります。ジストニアは自然治癒が難しく、生活に影響するので名医に診てもらいましょう。
神経内科の医師は、内科の中でも、認知症、パーキンソン病、多発性硬化症、てんかんなどの脳、神経、筋肉の疾患を専門に診療する医師です。薬物治療を中心に行います。神経内科を主な診療科とする医師は全国で約4,400名、日本神経学会が認定する神経内科専門医は約5,100名です。神経内科の疾患は、そもそも診断をつける段階から高度な知識が必要となり、他科では使用頻度の低い薬を用いることも多く、専門性の高い診療科です。クリンタルは、神経内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。