慢性中耳炎は、耳の鼓膜の奥(中耳といいます)に、細菌の感染などによる炎症が起こる疾患です。炎症が慢性的に持続し、音を伝える役割を果たしている鼓膜や耳小骨が破壊されると、難聴をきたすことがあります。慢性中耳炎は抗菌薬や、中耳の洗浄で治ることもありますが、鼓膜閉鎖、耳小骨再建など手術が必要なこともあります。中耳という非常に狭い部位での繊細な手術で、周囲にある神経を傷つけてしまうと合併症として麻痺が起こりえます。安全、確実な治療のために耳鼻咽喉科の名医にお願いしたいものですね。
耳鼻咽喉科の医師は、アレルギー性鼻炎、扁桃炎、中耳炎、副鼻腔炎、難聴や、喉頭がん/咽頭がんを診ます。薬物治療や、内視鏡(鼻腔鏡、喉頭ファイバーなど)の専門的処置、手術を行います。耳鼻咽喉科を主な診療科とする医師は全国で約9,000名、日本耳鼻咽喉科学会が認定する耳鼻咽喉科専門医は約8,500名です。内科でも診療している疾患が多くありますが、耳鼻咽喉科の医師は専門的な内視鏡や手術手技を駆使した治療が可能です。クリンタルでは、耳鼻咽喉科の専門医から名医を厳選して掲載しています。