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西村 元伸先生

1型糖尿病の名医
専門
糖尿病・内分泌・代謝、腎臓、高血圧
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2017年03月17日

臨床実績


糖尿病延べ外来患者数/月
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専門医資格
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学会職位
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学術活動


論文・学会発表数
*** 件

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
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出身大学
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略歴
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受診しやすさ


初診までの待機期間
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医師指定受診
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外来待ち時間
*** 時間程度

西村 元伸先生のインタビュー

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チーム医療で患者さんが糖尿病の治療と向き合う環境を整える 

西村先生が医師を志したきっかけはどのようなものでしたか?

母親の実家が開業医をしており、子供の頃から医療の世界には接点がありました。理科系が得意でしたので、大学受験では医学部以外にも他の理工系の学部受験を考えた時期もあったのですが、兄が医学の道に進み、医学の話を聞く機会が多くなるにつれ、医学の世界に興味がわき、結局医師の道を目指すことにしました。

西村先生が内分泌・代謝・糖尿病をご専門とされるようになった経緯を教えてください

私が大学卒業後に入局した、千葉大学医学部第2内科は、内分泌代謝の他に、自己免疫疾患、血液疾患、消化器疾患を診ることができることが魅力でした。実際に、研修医の頃は色々な内科疾患を経験しましたが、その中でも糖尿病をはじめ内分泌代謝疾患は全身の臓器に影響する点で大切であると思い、専門分野に選びました。最初の頃は、糖尿病診療も始めていたのですが、ホルモンを産生する内分泌臓器を中心に勉強を進めていきました。ホルモンは体の恒常性を維持するために、全身の臓器に作用する化学物質です。私はホルモンの中でも、腎臓に作用するホルモンに特に興味をもっていました。

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西村先生が糖尿病診療に深くかかわるようになった経緯を教えてください

内分泌臓器の勉強、研究を一通り終えたあと、前述のように腎臓に興味があったので、腎疾患を多く扱っていた国立佐倉病院に就職しました。当時も今も、糖尿病腎症が末期腎不全の一番の原因ですので、多くの糖尿病の患者さんを診療する機会を頂き、経験を積んでいきました。そして、糖尿病の患者さんを腎症などの合併症から守るために、どうしたらよいかを考えながら、臨床研究も進めました。

国立佐倉病院、そして現在在籍している国立病院機構千葉東病院の外科は移植が得意で、腎移植の他に、膵臓移植、膵島移植もしています。膵臓、膵島移植は、1型糖尿病の中でも特に重症の方が対象になりますので、私も1型糖尿病を診る機会が増えてきました。

1型糖尿病は糖尿病全体の5%程度と言われていますが、2型糖尿病と比べて治療の方法にも違いはあるのでしょうか

糖尿病はインスリンの作用不足により、糖を細胞内へ取り込めないことから、高血糖が持続してしまう病気です。1型の方も2型の方も、その点は当然共通しているのですが、2型の方に比べて1型の人の方がインスリンの分泌量が少なくなってしまうことが多いです。1型糖尿病の患者さんは、自分の膵臓で作れるインスリンが極めて少ないため、摂取した糖分の処理は、ほとんど注射したインスリンに頼ることになります。毎日同じ量を食べ、同じ量のインスリンを注射していれば、血糖は安定するかもしれませんが、食べる量が多かったり少なかったりすると、同じ量のインスリンでは調節しきれませんので、血糖は乱高下しやすくなります。更に、活動量の影響も受けるので、血糖調節は大変難しくなります。2型糖尿病の場合でも、インスリン注射が必要な患者さんはいます。しかし、ある程度は自分の膵臓でインスリンを作れますので、ちょっとした食べる量の変化によるインスリン必要量の調節は、自分の膵臓が作るインスリン量の変化で対応できます。従って、血糖は1型糖尿病ほど大きく変動しません。

1型糖尿病の中でも、膵臓のインスリン産生能は様々で、全く作れない患者さんもいれば、ある程度は作れる患者さんもいます。なので、1型糖尿病の治療も患者さんごとに異なります。ほとんどインスリンを作れない患者さんの場合、食べる量、活動量、その日の血糖により、日々注射するインスリン量を調節しなければいけない場合もあります。こういう生活が続くのは、患者さんにとって非常に大変なことだと思います。また、主治医の立場で言うと、1型糖尿病の患者さんを診る際には、医師がまず患者さんの背景や食生活などをしっかりと把握して、インスリンの投与量などを細かく調整する必要があります。また日常生活中の低血糖発作時など、緊急時にすぐ医師を頼ることもできないため、患者さんに対処法について分かりやすく説明していくことも、1型糖尿病を診る医師の重要な役割になります。

ただし、2型糖尿病もライフスタイルが大きく影響しますので、患者さんごとに生活習慣、病状をよく把握して、治療方針、指導の仕方を変える必要があります。従って、糖尿病は、1型であっても2型であっても、患者さんに向き合い、理解し合って診療する必要のある病気であると思います。

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先生が個人として患者さんの診療に際して、その他にも心がけている点、気をつけている点があればお伺いできますか

どの医師にも共通している部分だとは思いますが、第一に分かりやすく説明するということです。また 、患者さんが治療を自己中断しないように接すること、どのように治療介入していけばいいかということを患者さん毎に考えることも、非常に重要なことと考えています。糖尿病というのは完治する病気ではないので、医師は患者さんが生涯を通して治療にうまく向き合っていけるように導く必要があります。

糖尿病の症状は大きく分けると2通りで、一つは「高血糖による症状」、もう一つは「合併症による症状」です。高血糖の主な症状は、口渇、多飲、多尿、倦怠感などですが、これはかなり血糖値が高い人でないと出現しません。高血糖状態が続くことによって起こる合併症も、糖尿病を発症してから最初の3-5年くらいは出現しないことが多いです。つまり糖尿病患者さんの大半は、自覚症状がありません。しかし、糖尿病の合併症は、症状が出るほどに進んでしまうと、治療効果に限界が生じてしまいます。なので、糖尿病の治療においては、「自覚症状のない状態」を維持して天寿を全うできるようにすることが大切な目標になります。

しかし、症状のない患者さんは、「症状がないのに何で通院し続けしなきゃいけないのだろう」という考えになりがちです。その結果、通院を自己中断してしまい、年月が経過した後に患者さんが「何だか調子が悪いから病院にまた行こうかな」と思ったときには、合併症が進行してしまっている状況であることが非常に多いのです。そのため私は診察を通して、患者さんがなぜ通院を続けなければいけないか、治療を自己中断してしまうとどのようなことになってしまうかと、分かりやすくしっかりと伝えるようにしています。

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千葉東病院における糖尿病・内分泌内科の診療の特徴をお伺いできますか

糖尿病は、病気の初期からの教育、治療が非常に大切です。そのため当院では糖尿病と診断された方へ、病気が進行した際の合併症や治療の重要性についてお伝えする目的で、4-7日間の教育入院を行う体制を整えています。もちろん時間のない人には、外来通院でも行えるようにしており、患者さんの社会生活とうまく両立できる形で指導を実施しています。

当院には糖尿病の療養指導士、認定看護師の資格を持ったスタッフも在籍しており、糖尿病教育・指導に当たる各職種のスタッフが、糖尿病という病気をよく理解していることも当院の特徴の一つです。患者さんに良いケアを提供したいという思いも非常に強く、スタッフによる院内の勉強会も定期的に実施されています。そして、各職種のスタッフが協力して、個々の患者さんの生活背景を考慮して介入をしていけるというのは、当院の大きな強みだと思います。

患者さんへのメッセージをお願い致します

糖尿病は、初期から病期に関する知識を充分持ち、生活習慣を見直し、必要な場合は薬物療法を受けることが大切です。そして、初期からしっかり管理できれば天寿を全うできる病気です。検診で、血糖値が高かった方、糖尿病の疑いがあると言われた方は、ぜひ一度来院していただきたいです。また、1型糖尿病、2型糖尿病どちらでも、血糖のコントロールがうまく行かずに悩まれている方、合併症で困っている方も、ぜひ一度ご来院ください。スタッフ一同で治療させていただきます。

国立病院機構千葉東病院の写真

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勤務先医療機関

住所:千葉県千葉市中央区仁戸名町673番地
電話番号:043-261-5171
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