心臓には弁があり、これは心臓が血液を逆流させることなく全身に届けるために必要な構造です。心臓弁膜症は、弁の働きが悪くなり、血液の逆流や、停滞を起こす疾患です。心臓弁膜症カテーテル治療は、弁膜症をカテーテルと呼ばれる管を使って治療するもので、僧帽弁狭窄症に対するPTMC、大動脈弁狭窄症に対するTAVIなどの治療法があります。心臓弁膜症カテーテル治療は手術に比べて体への負担は少ないのですが、高度な技術を要する治療で、成功率をあげ、合併症を避けるためにも、治療は循環器内科の名医にお願いしたいですね。
循環器内科の医師は、内科の中でも心臓・血管の疾患を専門とする医師で、高血圧、狭心症、不整脈、心臓弁膜症などを診ます。薬による治療やカテーテル治療を中心に行います。循環器内科を主な診療科とする医師は全国で約11,000名です。日本循環器学会が認定する循環器科専門医は約13,000名です(循環器外科に所属する医師も含みます)。循環器科専門医でもそれぞれの医師が専門とする疾患や治療法(カテーテル治療を行うかどうかなど)が異なることが多いです。クリンタルは、疾患ごとに名医を厳選して掲載しています。