がんカテーテル治療(血管内治療)は血管の中にカテーテルと呼ばれる細い管を入れ、がん細胞のところまでカテーテルを近づけて抗がん剤を注入する治療法です。抗がん剤をがん細胞の近くで注入するため点滴に比べて抗がん剤の濃度が高くなり、治療の効果が上がります。また、がんカテーテル治療(血管内治療)は少量の抗がん剤で治療ができるので副作用を抑えられることもメリットです。さらに、がんカテーテル治療(血管内治療)には抗がん剤の注入後、血管に人工物を詰めて血流を止める方法もあるので名医に診てもらうとよいでしょう。
放射線科の医師は、CT/MRIなどの画像診断を通して様々な疾患の診断に関わる他、がんなどに対する放射線治療、がんカテーテル治療(IVR)を行います。放射線科を主な診療科とする医師は全国で5,900名、放射線治療専門医は1,000名、血管内治療を行うIVR専門医は700名程度です。放射線治療ではサイバーナイフ、リニアック/IMRTなどの医療機器に対する知識が必要で、血管内治療では高度なカテーテル技術を要します。クリンタルは、放射線科の専門医から名医を厳選して掲載しています。