ケロイドとは、手術やケガ・火傷などにより損傷を受けた皮膚に物理的な刺激・アレルギー反応・感染などによる炎症が生じ、傷が治った後にも紅く盛り上がり瘢痕となる疾患です。病変が傷痕だけに限られるものと、徐々に側面に広がるものとがあります。原因は不明で、体質やホルモンの影響が指摘されています。ケロイドの治療は、炎症を抑える薬物療法や瘢痕の拡大を防ぐレーザー治療、瘢痕を修正する手術療法を併用します。ただし手術療法は再発しやすく名医による腕と経験が予後を左右します。早期に信頼できる名医を探し受診しましょう。
形成外科の医師は、口唇口蓋裂、眼蓋下垂、ケロイド/瘢痕など、美容面や機能面で問題となる疾患を診ます。特別な縫合手技、皮膚移植、再建手術などの手術を中心に治療を行います。形成外科を主な診療科とする医師は全国で約2,200名、日本形成外科学会が認定する形成外科の専門医は2,100名程度です。治療手段が主に手術であり、医師の技量によって結果に差が出やすい診療科です。クリンタルでは、形成外科の専門医から名医を厳選して掲載しています。