前立腺肥大は、内部に尿道が通る前立腺が肥大し尿道を圧迫することで排尿困難・頻尿・残尿感などの症状を起こす病気です。前立腺肥大の原因は解明途上ですが、加齢に伴う男性ホルモンの変化が関係すると考えられ、30代から徐々に始まり80代では9割以上の男性に前立腺肥大が見られます。治療は、薬物による排尿障害の緩和や肥大した前立腺を切除する方法がありますが、進行すると血尿・尿路感染・尿が出ない・腎機能障害などの合併症を起こす可能性があり、早期に名医による診断を受け、適切な治療を開始することが大切です。
泌尿器科の医師は、前立腺肥大症、尿路結石や、前立腺がん・膀胱がん・腎がんなどを診ます。薬物治療に加えて、内視鏡治療を含めた手術による治療を行います。泌尿器科を主な診療科とする医師は全国で約6,700名、日本泌尿器科学会が認定する泌尿器科専門医は約6,400名です。消化器や呼吸器の疾患では、薬は内科、手術は外科という役割分担がなされることも多いですが、泌尿器の疾患は、薬物療法から手術まで全てを泌尿器科医が担当することになります。クリンタルは、泌尿器科の専門医から名医を厳選して掲載しています。