小児心臓外科は、主に心臓の先天性疾患を治療する診療科です。生まれつき心臓の構造に異常があり、正常な心臓の機能を果たせない疾患が対象で、心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、ファロー四徴症などがあります。主に手術による治療を行います。小児心臓外科には大人の心疾患とは異なる手術手技が多く、心臓血管外科の専門医の全員が、小児の先天性心疾患の治療に精通しているわけではありません。安心して治療を受けるためにも、先天性心疾患の治療は、小児心臓外科の名医を探してお願いしたいものですね。
心臓血管外科の医師は、狭心症、心筋梗塞、弁膜症といった心臓疾患や、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤などの血管の疾患に対して、手術による治療を中心に行います。心臓血管外科を主な診療科とする医師は全国で約2900名、心臓血管外科専門医は約1900名です。心臓血管外科の手術は高度な技術を要するものが多く、また、ステント治療や低侵襲手術など新しい技術も出てきており、医師の技量により結果に差が出やすい分野のひとつです。クリンタルは、心臓血管外科の医師から名医を厳選して掲載しています。