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高橋 幸宏 先生

小児心臓外科の名医
榊原記念病院
副院長
専門
小児の心臓血管外科
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2018年10月12日

臨床実績


年間小児心臓手術数
***

専門医資格
***

学会職位
***

学術活動


論文・学会発表数
*** 件

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
***

出身大学
***

略歴
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受診しやすさ


手術までの待機期間
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医師指定受診
***

外来待ち時間
*** 時間程度

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高橋 幸宏先生のインタビュー

公開日:2018年10月12日
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重症な小児循環器疾患手術に挑み続ける名医

高橋先生のこれまでのご経歴について教えてください

思い返すと、医師になりたいと思う具体的なきっかけがあったというよりは小学校2年生の時点で将来は医師になると自ずと決めていたようです。親戚に医師が多かったのも影響しているかもしれません。大学は熊本大学です。医学部在学中から外科医、特に心臓血管外科医になると決めていました。しかし、小児心臓外科医を希望するということも、いつのまにか勢いで出合い頭的に決まった気がします。よく覚えていません。

学生の時に榊原記念病院(当時は府中に移転する前で新宿、正確には代々木にありました)に見学に来たのですが、当時のボスに心臓血管外科をやりたいということを伝えると、けんもほろろに「まずは他で経験を積むように。」と言われてしまいました。そこで、卒業後は熊本赤十字病院で2年間の初期研修をしまして、3年目にようやく入職することができました。あとは一貫して35年間当院で治療を行っています。

研修医時代は約5年間でした。この時期最も良かったと思うのは、研修医は私を含め2人でしたので、多くの術後患児を一人で診ることができたことでしょうか。今では許されないことですが、一月で25回という榊原記念病院史上最多の当直回数記録を持っております。当時は、見るもの、聞くもの、触るもの、すべてが新鮮で興味深く、見逃しては損と考えていたことも事実です。また、当時、同じ釜の飯を食べた研修医仲間達との思い出は極めて深く、今でも付き合いがあります。それだけ濃密で楽しかったということだったのでしょう。もちろん、思い出の中には、思い出したくないような恥ずかしきことも数々です。

高橋先生の小児心臓血管外科チームでは年間500件以上手術をされておられると伺いましたが、具体的にどのような手術が多いのでしょうか

先天性心疾患(生まれつきの心臓の病気)は非常に種類が多いです。しかし、たとえ疾患名が同じでもお子さんの状態は同じではありません。心臓の異常の程度や進行スピード、重症度も違います。ですから、その子に最適な術式を検討する必要がありますし、手術を行う時期もとても大事になってきます。また、小児では心臓以外の他の臓器にも疾患を合併している場合が多いので、他科の先生方とも連携を取りながら慎重に検討する必要があります。さらに、最近では、成人先天性心疾患と言われる、小児期に手術を受けられた後の遺残病変に対する再手術が増加しています。これらの患者さんは成人という特殊性がありますので、小児科だけでなく、循環器内科の先生方の力も必須です。

当院では5年程前に産科を併設しました。胎児心臓病と母体心臓病に限っての産科であることから、循環器産科と呼んでおります。出産前から治療方針を整えられること、また、手術時には母親が一緒にいることができるということは、緊急で搬送され、母親と離れ離れになっていた以前の状況を考えると大変素晴らしいことです。しかし、どう考えても外科的に治せない、今まで見たことがない重症な心奇形が増加していることも事実であります。

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高橋先生は「クイックサージャリー」、「低侵襲手術」をされていると伺っております。小児の心臓血管外科でとくに大切なことは何でしょうか?

生まれたばかりで極めて状態の悪い赤ん坊が搬送されてきたと想像して下さい。容易に考えられることは、心臓だけでなく全身状態が悪い場合には、長時間の手術はより危険度が増すということです。しかも、心臓手術では心臓を止めて修復する間に体外循環という補助手段を必要とします。この体外循環は手術の中では最大の生体侵襲となります。具体的には心臓だけでなく、全身臓器に機能低下や障害を引き起こします。従って、まずは、体外循環の侵襲について学び、そして低侵襲とさせる対策を講じることが重要です。最近では低侵襲化を目指した多くの機器が開発されております。しかし、未だ完全なものはありませんし、逆に新たな問題が発生していることも事実です。特に小児心臓外科医は体外循環に関して、欠点も含めて十分な知識を持つことが必要です。

しかし、低侵襲化にはもっとシンプルで簡便な方策があります。それは、体外循環だけでなく手術そのものが侵襲であるならばなるべく早く手術を終えることです。これは、患児にとって極めて直接的で改めて考える必要もない低侵襲化であります。第一に、執刀医は素早く安全かつ的確に手技を行う技術を身に付けるための努力をしなければなりません。また、特に心臓手術は麻酔医、看護師、技士を含めたチーム医療ですので、手術チームの総合力も向上させなければなりません。ただ、チーム医療としては、手術を皆で作り上げていくというよりは、各メンバーが作り上げてきたそれぞれの役所を、執刀医を中心に見せ合う環境であり、特に難易度の高い手術の際には既に完成品に近いというようなチームが必要と考えます。要は、個々の力量を上げる教育をどう行うかであります。特に重要なことは、手術中、チーム各員が患児の低侵襲化のために何をするのか、もしくは、他のメンバーのために何をしてあげるのかを常に考えることだと思います。このノンテクニカルスキルを早めに獲得することが、小児心臓血管外科で最も大切なことです。結果として、通常の約三分の一の時間で手術ができるようになります。

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今後の展望について教えてください

手術手技に関する技術的な進歩と人工心肺関連機器の改良により、昔では救えなかった命も救えるようになりました。それは今後も進歩していくと思います。ただ、忘れてはいけないことは、機器を扱うのは人であり、そして手術はあくまでも人の手で行う術(すべ)であるということであります。我々外科医の義務はやはり上手いと言われる手術を行い、そしてその技量を伝えることだと思います。

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榊原記念病院の写真

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勤務先医療機関

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