肺がん手術は、肺がんの病巣を取り除く手術です。肺がんは目に見えないレベルで周囲に広がっているため、一見正常な肺も含めて切り取る必要があります。また、肺がんはリンパ節転移を起こし、そこから再発してくる可能性があります。このため、肺がん手術では肺がんが転移しているかもしれないリンパ節も同時に取り除きます(リンパ節郭清といいます)。医師の技術により、どれだけきれいに肺がんを取り除けるか、すなわち肺がんが治るかどうかが左右される治療法です。肺がん手術はぜひ名医にお願いしたいですね。
呼吸器外科の医師は、肺がんや気胸などを診ます。治療法の中心は開胸手術、胸腔鏡下手術などの手術です。肺がんは呼吸器内科も診療しますが、手術が必要な患者は呼吸器外科で診ることになります。呼吸器外科を主な診療科とする医師は全国で約1,600名、日本呼吸器外科学会が認定する呼吸器外科専門医は約1,300名で、この資格は外科専門医を取得したうえで、さらに専門分野として呼吸器疾患の知識・治療技術を習得していることを示します。クリンタルは、呼吸器外科の専門医から名医を厳選して掲載しています。