認知症は、一度は発達した知能が脳の萎縮などによって低下した状態です。もの忘れのほか、理解力や判断力などの認知機能が低下し、興奮したり、徘徊などが増えたりして徐々に生活の支障が大きくなります。認知症のうちもっとも多い病型はアルツハイマー型認知症で、推計患者数は300万人以上です。認知症は、薬物療法や心理療法などを併用することで病気の進行を遅くすることはできますが、根本的に治すことはできません。そのため、軽度の認知障害などを見逃さずに早い段階で名医に診てもらい、適切な治療を開始することが大切です。
精神科/心療内科は、正確には精神科と心療内科に分かれますが、クリニックなどでは分かれていないことも多いです。精神科では、うつ、パニック障害、認知症など、心療内科では心身症という疾患を診療します。日本精神神経学会が認定する精神科専門医は10,000名程度、日本心療内科学会が認定する心療内科専門医は130名程度です。精神科/心療内科はこころと体の症状療法を扱うため、患者さんと信頼を築くことができる知識・経験・人格が必要です。クリンタルでは、精神科/心療内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。