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牧山 清先生

声帯ポリープの名医
日本大学病院
耳鼻咽喉科科長・教授(研究所)

臨床実績


年間声帯ポリープ手術件数
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専門医資格
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学会職位
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学術活動


論文・学会発表数
*** 件

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
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出身大学
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略歴
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受診しやすさ


手術までの待機期間
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医師指定受診
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外来待ち時間
*** 時間程度

牧山 清先生のインタビュー

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声帯ポリープから喉頭腫瘍まで 喉頭のスペシャリスト

牧山先生は元々アレルギーのご専門もありながら、耳鼻咽喉科、特に喉頭や音声の領域へ進まれるようになったきっかけは何ですか?

医師としてのキャリアはアレルギーの専門でスタートしましたし、医学博士もアレルギー領域で取得しました。しかし、ずっと「声」には興味があったんです。

元々医師になるきっかけは、父が耳鼻科の開業医だったこともあり、耳鼻咽喉科は自分の中でも興味のある領域ではあったんですね。また、ジャズバンドでサックスを演奏していた父の影響で昔から音楽に触れていました。それも「声」を専門としたいと思った理由の1つです。

音声領域の専門性を身につけるために、1987年からの2年間、東京大学医学部付属音声言語医学研究施設(当時)で研究を行い、その後の1989年から1991年までウィスコンシン大学医学部耳鼻咽喉頭頸部外科で音声喉頭領域の研究臨床を学んできました。この合計4年間で声に関する知識を深めることができました。その後日本大学病院に戻って、現在に至ります。

声帯ポリープとその治療法に関して教えてください

声帯ポリープはその名の通り、声帯にポリープという「ふくらみ」ができてしまう病気です。ポリープが生じると、声帯が振動する際に支障をきたし、発声機能や声質に影響するため、多くは音声治療や手術治療が必要になります。成人の声帯は約1.5cmの長さですが、ポリープは1mm以下の大きさのものから1cm以上のものまであります。大きいものは発声への障害が大きいために、即手術となる事もあります。

手術は入院した上で全身麻酔をかけて直達喉頭鏡という内視鏡を挿入し、顕微鏡で観察しながら切除します。ポリープの形によっては外来でファイバースコープを覗きながら切除することもあります。ポリープの手術では患者さんの声質の改善を一番に考えて治療を行っています。

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日本大学病院における声帯ポリープ治療の特徴を教えてください

特徴としては、音声治療を担当する言語聴覚士(言語や聴覚、音声、認知、発達、摂食・嚥下に関わる障害に対して、発生メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施して、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職)と我々医師が協力して治療にあたっていることです。

そもそも声帯ポリープの患者さんはポリープができるような習慣を持っている方が多いです。つまり声を酷使する生活や喉(のど)を痛めるような声の出し方をしている方々です。ポリープを手術で取り除いても、誤った発声習慣を正してあげなければ再発してしまいますので、手術だけではなく、音声治療も含めて術後のケアを手厚く提供しています。

また、手術での治療が多いとお伝えしましたが、本当に手術すべきか、どのような治療を行うべきかを正しく判断するために、超高速撮影装置を導入していることも当院の特徴といえます。これは発声中の声帯を1秒間に8000コマの速度で撮影する装置です。声帯振動は1秒間に100-200回振動しますので、声帯が1回振動する様子を数十コマに分けて撮影することができます。この画像を解析することによりポリープが発声にどのように影響を与えているのかということを判断し、治療方針を決めることができます。ポリープをただ切除すればよいと考えているわけではなく、患者さんが質の良い声を取り戻すための最適な治療を行うために、非常に精密な診療を行っています。

なお今回は声帯ポリープの名医として取り上げられていますが、当院では声帯ポリープもさることながら、喉頭の腫瘍、特に良性腫瘍について国内トップレベルの実績があります。喉頭の良性腫瘍の中では乳頭腫が最も多いですが、当院では原因となるウイルス検査を行い、陽性の場合はワクチン接種と手術の併用療法を行っています。手術は声帯粘膜への侵襲を最低限に抑えるためにホルニウムヤグレーザーという機器を使用しています。このような治療を行っているのは国内では当院だけであり、東京以外の地域からも患者さんが受診されています。

以上のように、声帯ポリープに限らず、喉頭領域全般として高い専門性を有していますので、かかりつけ医を受診いただいて、専門的な検査や治療が必要になった場合には、安心して受診いただければと思います。

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先生が日頃の治療で心がけられていることはなんですか?

声帯ポリープ自体は命に関わる病気ではありませんが、声というのは、その方の人生を左右する非常に重要なものだと考えています。また、いくらインターネットが発達してきているとはいえ、声を介したコミュニケーションというものの重要性は今後も変わらないはずです。ですので、喉の治療に際してはそれぞれの患者さんの生活習慣や背景まで確認し、先程もお伝えしたように、喉に悪影響を与えているような誤った発声習慣は正してあげられるようにしています。理想的には、本来あるべき声の出し方などをお伝えすることで、患者さんが元々の声よりも質の良い声となっていただければ嬉しいですね。

私達が喉のトラブルを避けるために日頃から意識すべきことはありますか?

もっと声に対して気を遣ってもらえればと思います。当たり前のことではありますが、無理をして喉を使わないように気をつけたり、喉を酷使した場合には次の日に休めてあげるということを意識するだけでも違うと思います。

日本人は、歌手であっても喉を酷使する方が少なくありません。世界的な歌手であれば、目の前の公演よりも自分の喉や声のコンディションを優先します。長期的な視点で喉に気を遣っているのです。声が原因で仕事を休むことは大変難しいとは思いますが、無理な発声を続けることでより長い間辛い思いをすることになります。喉を大切にして、きちんと休めるようにしてください。

今後の展望をお聞かせください

日本は超高齢化社会になってきました。年をとっても今まで通りの声が出せるように、声帯の再生医療を行っています。今後も最先端の治療を提供していきたいと考えています。

良い声のためには、「健康な声帯」「十分な呼気の量」「発声時の喉の適切な使い方」が必要です。年齢とともにこれらが老化していき声も老化するのですが、人によって老化の進み具合は異なります。声帯に問題があれば治療が必要ですし、呼気の量が不足しているのであれば呼吸機能のリハビリが必要です。また喉の適切な使い方というものは普通の方はなかなか知らない部分ですので、これもお伝えする必要があります。

例えば、発声効率は高いが魅力の少ない声と、発声効率が低いが魅力的な声というのは、発声時の喉と呼気の使い方が全く異なります。例えば、オペラ歌手の発声方法は発声効率としては極めて低いんですね。質の良い声を出すために大きな呼気努力が必要だからです。 こういった声がよいのか、それとも効率的で疲れにくい声がよいのか、というのはその方の職業や生活によって異なります。その方にあった声の出し方というものを検討し、言語聴覚士の指導の元で発声のトレーニングをしていただき、できるだけ長く若い声をキープしていただけるとその後の人生も楽しいものになると思います。

当院は基本的に医療機関からの紹介状を持参して受診いただく必要がありますが、ご本人のご希望があれば紹介状がなくても診察いたします。いずれにしても電話で診察予約を取ってください。他の医療機関に通っている方であっても、喉の専門家に別の視点で診てもらいたいという患者さんも受診いただければと思います。 我々の経験を元に診察した結果、こういった治療方針がベストなのではないかということをお伝えさせていただきますので、是非おいでいただければと思います。

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日本大学病院の写真

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勤務先医療機関

住所:東京都千代田区神田駿河台1丁目6
電話番号:03-3293-1711
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