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坪地 宏嘉 先生

肺がん胸腔鏡手術の名医
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2019年03月01日

臨床実績


年間肺がん胸腔鏡手術数
***

専門医資格
***

学会職位
***

学術活動


論文・学会発表数
*** 件
※件数は英語論文を含まない場合がございます

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
***

出身大学
***

略歴
***

受診しやすさ


手術までの待機期間
***

医師指定受診
***

外来待ち時間
20分程度

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坪地 宏嘉先生のインタビュー

公開日:2019年03月01日
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難しい症例ほど外科医の腕の見せ所だと思う。肺がん胸腔鏡手術の名医

先生が医師を志し、呼吸器外科の道に進んだきっかけを教えてください

もともと理系の分野に興味があり、自分の知識や技術が生かせるような理工学関係の職業に就くことを考えたこともありましたが、中高生の頃に「ガン回廊の朝」などの医療の現場を題材とした本を読み、それをきっかけに医師という職業に関心を持つようになりました。

医学部に進学し、在学中から外科医になりたいとは考えていましたが、外科のなかにも様々な分野があり、何を専門とするかは迷っていました。呼吸器外科に決めた理由は、肺という臓器に関心があったこともありましたし、私が大学を卒業したのは1995年ですが、2000年代にかけて肺癌が増加することが予測されていて、それまで以上に呼吸器外科医が求められるだろうと考えたためです。また、母校である東北大学の呼吸器外科は伝統ある診療科であり、授業や臨床実習を通じて出会った呼吸器外科の先生方の影響も多分にあると思います。

大学卒業後は、どのようなご経験を積まれたのでしょうか

大学卒業後は関東逓信病院(現NTT東日本関東病院)で2年間の初期研修を行いました。片肺を摘出後に胸腔に膿がたまる膿胸という病気を起こしてしまい、酸素を吸入していないと長時間動くことが出来ない患者さんを担当したことがあったのですが、酸素ボンベを使用しながら一緒に皇居までお花見に行ったことなどが印象に残っています。

初期研修を修了した後は母校である東北大学の大学院に進学して、肺循環や肺水腫のメカニズムなど主に肺の生理学について研究していました。大学院卒業後は宮城県や青森県など各地にある東北大学の関連病院での勤務を経て、2005年より当院で勤務しています。

患者さんはどのようなお悩みで先生のもとを受診されていますか

当院の他の診療科に通院されている方が胸部X線写真やCTで異常陰影を指摘される場合や、検診などで胸部異常陰影を指摘され当科を受診されることが多いです。肺癌の患者さんのほか、胸腺腫などの縦隔腫瘍、肺に穴があいて空気が漏れてしまう気胸や、胸腔に膿が貯留する膿胸など様々な病気の患者さんがいらっしゃいます。呼吸器外科は外科の中でも多彩な疾患を扱う診療科であると思います。

患者さんは70代の方が多く、最近では80代の方の手術を行うことも多くなりました。さいたま市の方が多い傾向にありますが、当院は交通の便が良い大宮に位置しているということもあり、埼玉県内を中心として各方面から紹介されてきます。

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貴院の特徴について教えてください

当院には様々な診療科があり、呼吸器以外の病気をお持ちの方でも連携して治療にあたれることが強みだと思います。患者さんはご高齢の方が多く、心臓病、糖尿病、腎臓病などの病気をお持ちの方も少なくありません。当院は各分野の専門医が充実しており、様々な疾患をお持ちの方でも対応することが出来ますので、安心して治療を受けていただけると思います。

また、当院は診療科どうしの風通しが良いことも強みです。手術の適応にならない場合や手術の前後で抗癌剤治療や放射線治療が必要な場合、さらには再発した場合など、内科や放射線科の先生方と密に連携を図り最適な治療が受けられるよう努めております。また、呼吸器内科に紹介されて当院を受診された患者さんでも、手術の適応となる可能性が高い場合にはその日のうちに当科を紹介されることもありますし、逆に当科に紹介されて来られた方でも、進行癌などで手術の適応がない場合にはその場で呼吸器内科の先生にお願いすることもあります。呼吸器内科、放射線科、病理診断科の先生方と合同でのカンファレンスを週に一度行っており、患者さんが最善の治療を受けられるよう、各々の立場からの意見を基に診療方針を決めております。

呼吸器外科としてはどのような領域に注力されているのでしょうか

当科では年間約五百例の手術を行っておりますが、私はそのうち約三百件を担当しています。肺癌の手術は年間二百数十件ですが、患者さんの負担を軽減するために胸腔鏡による手術を積極的に行っております。胸腔鏡手術では、通常の開胸手術と比較して傷が小さいため、痛みが少なく、回復も早いといったメリットがあります。また、体表の切開や縫合も短時間で済みますので、開胸手術に比べて手術時間を短縮することが可能となります。腫瘍の大きさなどから状態によっては胸腔鏡手術の適応とならない場合もありますが、当院では肺癌手術の約85%を胸腔鏡で行っています。

また、血管や胸壁など隣接する臓器に浸潤している進行癌の外科治療にも力を入れています。さらに肺の機能を温存するための気管支形成術や血管形成術なども積極的に行っています。気管支や血管の形成術とは、気管支や血管に腫瘍が浸潤する場合に、腫瘍を含めて気管支や血管を一度切り離し、再度繋ぎ合わせる手術のことをいいます。難度の高い手術ですが、気管支形成術や血管形成術により可能な限り肺全摘を回避するよう努めている点も当科の特徴と言えると思います。

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先生が診療の際に心がけていることは何でしょうか

多くの患者さんは不安を抱えて受診されるので、初対面の時には過度に緊張させてしまわないよう心がけています。また、患者さんが診察の際に何か気になることがあれば、遠慮なく質問できるような雰囲気をつくることも大切にしています。手術を行うことになった場合にも、合併症やリスクを強調しすぎるあまり不安を抱かせるようなことは避け、患者さんが前向きな気持ちで手術に臨めるような環境を整えることを心がけています。患者さんの性格は様々なので、説明の仕方や関わり方など、その方に合わせて対応を行うようにしています。

また、進行癌と診断され手術の適応がない場合や、癌が再発した場合でも、患者さんにとって最善の治療やケアが受けられるように支援しています。当院は急性期病院なので、緩和医療を目的とした長期間の入院は難しいことがあります。癌難民という言葉もありますが、転院先に困ることがないよう、責任を持って信頼できる先生のもとを紹介したり、在宅医療を受けるための調整を行ったりしています。

先生が現在興味をお持ちになっていることや、今後のご展望について教えてください

現在、肺癌の治療は外科手術のほか、薬物療法や放射線治療など様々な治療法があります。特に薬物療法に関しては分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など効果的な薬が増えてきています。病気の進行の程度によっては、手術と薬物療法や放射線治療を組み合わせることで治療成績の向上が期待できます。進行癌で薬物治療や放射線治療を行った後や、抗癌剤や放射線治療で一度縮小したものの後になって再増大した場合に手術を行うことがありますが、一般的に癒着が強く難しい手術になり、外科医の腕の見せ所だと思っています。
また、近年は平均寿命が延びていることもあり、癌の手術をして治癒したとしても、何年か経って二度目の癌ができてしまう場合もあります。二回目の手術というのはどうしても難しい場合も多く、外科医の技量が試されます。後身の育成にも力を入れていきながらも、今後も自身の技術を高めていきたいと考えています。

また、2018年4月から肺癌の手術においてもロボット手術が保険適用となりましたが、胸腔鏡手術とロボット手術を比較したときに、現時点では手術の時間、安全性や精度の点でロボット手術が胸腔鏡手術を凌駕するには至っていません。しかしながら、今後の手術機器の進歩に伴いロボット手術がよりよいものになる可能性があるかもしれません。

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最後に受診を検討している患者さんへのメッセージをお願いします

病気の治療には、それぞれの方に合った最善の方法があります。呼吸器内科や放射線科と連携しながら患者さんにとって最善の治療が受けられるようにしていきたいと考えています。他の疾患をお持ちの方でも、術後の合併症を回避するために他科と連携を取りながら治療にあたっております。手術を行う場合には、癌の根治を目指すとともに、できるだけ体に負担の少ない方法を選択するように努めています。ぜひ安心してご相談ください。

編集後記

患者さんが他院に転院したり、在宅医療に移行したりする場合には、地域連携室の担当者に調整をお願いすることが一般的かと思いますが、坪地先生は「信頼している先生と直接情報伝達をした方が、患者さんにとってより良いケア繋がると思いますので、出来るだけ自分のネットワークを使って先生を紹介するようにしています。そのために、院内外を問わず、医師のネットワーク作りも大切にしています。」と話されていました。ただ手術をして終わりとするのではなく、術後まで責任を持って関わられている、とても患者さん想いの先生でいらっしゃいました。

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勤務先医療機関

住所:埼玉県さいたま市大宮区天沼町1丁目847
電話番号:048-647-2111