てんかん手術は、てんかんの原因となっている脳の一部を切除する手術です。てんかん手術が行われるのは原因が明らかな「症候性てんかん」で、抗てんかん薬によって治療しても効果が認められないタイプのてんかんです。症候性てんかんのうち、側頭葉てんかんは手術の効果が高く、およそ8割の人はてんかん発作が治まるといわれています。また、てんかん手術を行う上で重要なことは手術後に重い合併症が起こらず、患者さんの生活に大きな障害が及ばないという点です。適切な判断をするには、脳神経外科の名医に診てもらうとよいでしょう。
脳神経外科の医師は、脳出血、くも膜下出血、脳動脈瘤、悪性脳腫瘍・良性脳腫瘍、てんかんに対して、手術を中心に治療を行います。脳神経外科を主な診療科とする医師は全国で7,000名、日本脳神経外科学会が認定する脳神経外科専門医は約7,200名です。脳は人間の全ての活動に必須の臓器であり、疾患や手術法によっては機能が大きく損なわれる可能性があり、脳神経外科の医師は非常に繊細な技量を必要とします。クリンタルは、脳神経外科の専門医から名医を厳選して掲載しています。