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堀向 健太先生

アレルギー/喘息の名医
専門
アトピー性皮膚炎・食物アレルギー

臨床実績


アレルギー・喘息患者数/月
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専門医資格
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学会職位
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学術活動


論文・学会発表数
*** 件

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
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出身大学
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略歴
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受診しやすさ


初診までの待機期間
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医師指定受診
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外来待ち時間
*** 時間程度

堀向 健太先生のインタビュー

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アトピー性皮膚炎予防にはスキンケアと保湿を 挑戦を続ける小児アレルギー疾患の名医

堀向先生が医師を目指したきっかけは何ですか?

医師を目指したきっかけは、私が未熟児として生まれたことだと思います。 私が子供のころに住んでいたところは、都市の中心部より少し離れていたため、医療圏としては少し不十分な部分がありましたし、私の家族には医療関係者は誰もいませんでした。父は自動車メーカーのマツダに勤めていましたので、その関係もありマツダ病院で治療を受けて育ちました。その時に担当医であった岡崎先生が親身になって治療にあたられていた記憶が、医師を目指す気持ちを醸成させていったように思います。

中高生の頃には朧げに医師になることを考え始めていましたが、あまり成績も良くなかったことから、医師になると決めて本格的に努力するようになったのは高校を卒業した後でしたね。私はひとつ決めたら、その目標へ向けてとにかく突き進むタイプなので、医師になると決心してからはとにかくこつこつ頑張ろうと思いました。そうすると成績も伸びて、鳥取大学になんとか入学できたのです。医師になった今も、興味を持った領域に突き進むという自分の性格は変わっていないように思います。

先生は小児科のアレルギー領域を専門とされるまでの経緯を教えてください。

小児科を目指したのは、やはり自分の小さい頃の体験が一番ですね。なので、大学に入学した時から小児科医になると決めていました。最初は新生児領域を目指していましたが、新生児領域は肉体的にも精神的にもとにかく大変な領域で、自分があまり体力に自信もなかったため、長期的に継続していくのは困難だろうと思うようになりました。

そのうちに、もう一つのきっかけが医師3年目の頃、鳥取県立中央病院に在職していた時に訪れました。鳥取県立中央病院は、喘息発作で入院しなければならないような重症の子供が多くいらっしゃったのですが、その頃ちょうど吸入ステロイド薬の認可が下りる時期でした。今まで治療に苦労していたお子さんに吸入ステロイド薬を導入したところ、大きく状態が改善しました。私よりひとつ上の世代の先生方は、喘息患者の症状コントロールのために大変な努力をされていましたが、吸入ステロイド薬が小児に適応になったことで、それまでの治療が劇的な変化を見せたのです。私はそのような、喘息治療の夜明けを感じる事ができた世代でした。自分の学んだことをこんなに患者さんへ還元できるんだと感じたことが、アレルギー領域を専門としようと考えたきっかけでした。

大学に戻ってから、アレルギー外来を志願させていただき、専門性を磨くことにしたのです。ただ、鳥取はアレルギー専門医が少ない地域であり、当時はどんなに頑張っても専門医取得が出来ない状況でした。そこで、鳥取に講演でいらっしゃっていた国立成育医療研究センターアレルギー科の大矢幸弘先生にお願いして、東京にでてくることになったのです。

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アレルギー治療ではどのようなことが大切なのでしょうか。

私自身の思いとして、ステロイド外用薬はとても重要な薬剤であり、アトピー性皮膚炎のお子さんの治療に必要な薬剤と思っていますが、一方でステロイド外用薬を漫然と連日使用するのは望ましくないと思っています。アトピー性皮膚炎の治療として、悪化時にステロイド外用薬を使うというリアクティブ治療では再燃が繰り返す場合は、「プロアクティブ治療」という治療法が推奨されています。プロアクティブ治療とは、ステロイド外用薬での治療を十分に行って皮膚症状が治まったら、徐々にステロイド外用薬を使う間隔を延長していき、最終的に保湿剤のみの加療にランディングするという治療法です。ただ漫然とステロイド外用薬を塗り続けるというのは、絶対にやるべきでないと思います。そのためには、具体的なステロイド外用薬の治療に関して説明することが必要で、減量できるまでは密に皮膚状態を観察する必要があると思っています。

また、新生児の頃など湿疹のない時期から保湿を行なっていくことも大切と思います。私は先程申し上げた通り、医師9年目から国立成育医療研究センターで診療にあたる機会を得て、大矢先生にご指導をいただきました。そして、重症のアトピー性皮膚炎のお子さんを多数診療させていただいるうちに、アトピー性皮膚炎の発症をどうしたら抑えられるか、私自身ずっと考えていた時期がありました。そして思い至ったのが、プロアクティブ治療でステロイド外用薬の使用回数を減らしていって保湿薬のみにしていけるのであれば、まだアトピー性皮膚炎を発症していない新生児の頃から保湿剤を継続使用していけば、発症を防ぐことができるのではないかという発想を得たのです。

ただ、その構想を温めていただけでなかなか実行に移せていなかった時にたまたま斎藤 博久先生(現国立成育医療研究センター研究所副所長)に保湿剤によるアトピー性皮膚炎の予防について相談させていただく機会を得ました。すると私の話をとても興味深く聞いてくださって、すぐさま実行に移すことになったのです。斎藤先生のお力添えもあって、大矢先生、松本健治先生(現免疫アレルギー・感染研究部部長)、さらに他大学も含めた多くの先生のご助力をいただくことになり、日本全体で行うような研究になったのです。

そして2014年に、新生児期からの保湿剤の塗布がアトピー性皮膚炎の発症率を有意に低下するという結果を示すことができたのです。ちょうど同じ医学雑誌に、私達の研究と同様の研究が海外でも実施され、同じ結果を示していたのには驚きました。保湿をしっかり行うことでアトピー性皮膚炎の発症予防が図れると判明した瞬間でしたね。世界的な共通認識にもなりつつあるので、アトピー性皮膚炎を心配されているかたは保湿していただきたいなと思います。

現在は東京慈恵会医科大学に移りましたが、きちんと診療を行うのはもちろんですが、日々の勉強もこつこつ続けています。これまでも多くの先生方のご助力をいただきましたが、さらに今後は、井田博幸小児科主任教授や第三病院小児科の勝沼俊雄教授、本院の田知本寛准教授、そして新しく出来た仲間とも一緒にアレルギーの予防や治療の改善に繋がるような研究も出来ればと思っています。

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堀向先生が個人として診療を行う上で心がけていることは何ですか?

何よりコミュニケーションが大切と思っています。ただ、現在は外来にあまりにも多くの患者さんがいらっしゃるため、コミュニケーションをとる時間を十分に確保するのが難しいことが多くなっているのが悩みでもあります。しかし、出来る限り心がけて診療にあたりたいと思っています。特に、初診の患者さんについてはできるだけお話をお聞きして、治療を進めようと頑張っています。

アトピー性皮膚炎の患者さんやご家族には「1日2回以上」のスキンケアを確実に実施することの重要性をお話しさせていただいています。なぜなら、スキンケアをしっかり実施していただくことで、ステロイド外用薬を減らすことがより可能になるからです。多くの患者さんが心配されている食物アレルギーの発症を抑えるためにも、まず皮膚環境を整えてあげることがとても大切です。

最近、日本小児アレルギー学会から、アトピー性皮膚炎のあるお子さんでも、皮膚を早々に改善させて微量で加熱卵を摂取開始することで卵アレルギーを予防できる可能性があるという推奨もなされました。しかし、皮膚が改善しなければ、予防にも介入できないのです。皮膚環境が整わないと、他のアレルギー疾患を併発するリスクが大きく上がることは様々な研究で明らかになっています。患者さんやご家族も確かに大変だとは思いますが、スキンケアをしっかり行なっていただければ、突破口が見つかりますので、一緒に頑張っていただければと思います。

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先生が医師をしていて一番嬉しい瞬間はいつですか。

それはもちろん患者さんの卒院の時です。症状のコントロールが図れて、もう当院への通院が不要になった方へ「これでもう卒院できますね。おめでとうございます。」とお伝えするとき、何より幸せに感じます 。万が一、卒院した後に症状が再燃してしまい、再度しっかりと治療する必要があるとかかりつけ医の先生に言われた際には、また私のところにご紹介いただければと思います。

東京慈恵会医科大学葛飾医療センターの写真

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勤務先医療機関

住所:東京都葛飾区青戸6-41-2
電話番号:03-3603-2111
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