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伊藤 史子 先生

東京都渋谷区猿楽町24-7 代官山プラザB1D
あやこいとうクリニック
専門:
掲載開始日:2017年03月22日
最終更新日:2018年01月10日

受診しやすさ

医師指定受診
-
外来待ち時間
-時間程度

臨床実績

専門医資格
医学博士
日本形成外科専門医
日本レーザー医学会専門医
日本体育協会スポーツドクター(スキー)
学会職位
日本抗加齢学会会員

学術活動

出身大学
昭和大学
略歴
昭和大学医学部卒業後、昭和大学麻酔科、日本医科大学高度救命救急センター、都立荏原病院整形外科、西尾市民病院形成外科、清恵会病院形成外科、太田西ノ内病院形成外科、昭和大学病院形成外科、自由が丘クリニック、こころとからだの元気プラザ内形成外科、松倉クリニックを経て、2011年4月、自由が丘にて「あやこいとう クリニック」開業後、2013年10月医療法人Xanadu設立。
2017年3月代官山移転後、現在に至る。

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伊藤 史子先生のインタビュー

公開日:2018年02月03日
既存と異なるメソッドで予防医療を実践する形成外科の名医

医師になろうと思ったきっかけなどは何かありましたか?

私の家族は祖父の代から医師をしていたので、医療は非常に身近なものではありましたが、もともと最初から医師を目指していたわけではなく、最初は美大などを進学先に考えていました。ですが、弟が医師とは別の道に進んだことや、家族の勧めもあって、自分が後を継ぐということを意識して、医師を目指してみようかと考えるようになりました。

美大に進学した後には工芸などの方に進みたいと考えていたので、物理などの科目は勉強していましたし、元から理系科目の方が好きだったのもあって、受験勉強もそこまで苦にはならなかった気がします。何より家族が医療に向き合う様子を見ていたので、進学先を変えることに抵抗はなかったですね。医学部に入った後も、学びを深めていく中で医療の面白さを強く実感することが出来ましたし、今考えてみても医師として患者さんと向き合うことを職業にしてよかったなと思います。

医学部を卒業後、形成外科に進もうと考えた理由は何でしょうか?

研修医の頃から外科系に進みたいという希望がありました。父が外科医だったということもありましたし、自分の性格的な面を考えても外科が向いているのだろうなと思っていました。
当時の研修医システムは、今とは全く異なっていて、外科系の診療科であれば、2年間の研修期間中、どの領域の診療科にどの位の期間在籍するかを自身で決めることが出来たのです。父の意向もあり、まず医師としては緊急時に適切な対応ができるようにならなければと思い、日本医科大学高度救命救急センター(CCM)への配属を希望しました。救命救急センターで働いているときには、地下鉄サリン事件が起こって現場へ行く機会があるなど、通常ではなかなかない経験を積むことが出来ました。

あまりのやり甲斐の大きさに、そのまま救急医として働くことも考えたのですが、当初自分がイメージしていた「患者さんとの向き合い方」と、救急医の仕事内容が少し違うのでは?と考えるようになりました。救急では一度に多くの患者さんを診る必要がありますが、自分の理想は「一人一人により多く時間をかけて丁寧に関わる診療」だったので、それを実現できる診療科に進みたいと考えていました。また、漠然とですが、私は子供がとても好きだったので、小児医療に関わりたいと考えていました。そう悩んでいるときに、母校で総和大学の形成外科教授から「形成外科はあなたが希望する診療に近いと思うから、ぜひうちに来てみないか」とお誘いを頂きました。

当時から、昭和大学形成外科は口唇口蓋裂のチーム医療を行なっており、アジア中から患者さんが来院するような有名な医局だったので、ここなら形成外科医としていろいろな経験を積んでいくことができると思いました。また形成外科で手術されるお子さんは、成長過程に合わせて何度かの手術が計画されていくことが多く、一人一人により丁寧に関わりたいという自分にとっては、理想の診療科ではないかと考え、形成外科に進むことを決めました。

形成外科の専門医で研鑽を積まれていたと思いますが、どのような経緯があって現在に至っているのでしょうか。

形成外科医として傷の縫合は勿論、腫瘍切除や顕微鏡での指や腕つなぎなどの手術も実施していましたが、当時は女性形成外科医が少なく、出向していた病院等で脱毛レーザーなどの設備が導入されるようになりました。乳幼児の血管腫などのレーザー治療も行いますが、美容整形的な目的の用途での利用もあり、女性のデリケートな部分の治療が含まれるということもあり、男性より女性が治療した方が患者さん受けも良いということで、私が担当することになったのが、最初のきっかけでした。色々な治療を行う中で、自然と知識や技術が自分の中に蓄積されていきました。

また私が元々理系なこともあって、レーザーなどの器具がどういう仕組みでできているのかということにも興味がありました。時には器具を分解して調べてみたり、実験的なことを国内外の他の先生や技術者と考えながら行ない、「より良い器具」を作るにはどのようなところを改善するべきか、自分の今の経験をどう自分の診療に活かすか、とにかく考えることが楽しかったです。

形成外科医として自分が行う診療の幅が広がったことと、興味のあることをどんどん深めていったことが、今の診療に自然と繋がっていったように思います。

スタジオ併設など、既存の診療とは異なる方法での医療アプローチをされていますね。先生の診療について詳しく教えてください。

私は「明るい未来に繋がる診療を提供したい」という思いがあります。過去に在籍した病院で『赤アザがあって外出するのが怖い』といった悩みを持たれる患者さんに対してレーザーでの治療を実施することなどもありましたが、今までそういう部分で深く悩んでいらした患者さんが、治療によって悩みが解消し、生活の幅が大きく広がっていく様を多く目にしました。やはりそういう話を患者さんから聞くと、医師として達成感や充実感を得ることができました。

今でこそ私も子供を持つ親になりましたが、大学に所属し病院での当直や出張、手術などに追われる多忙な生活を送っていた頃、自覚的な症状がなかったのですが、なかなか自然妊娠しない事実からホルモンバランスの異常に気付き、大学関連の診療を離れました。結果、自分でも不思議に思うくらいすぐに子供を授かることができた体験から、内面的な治療の必要性を強く感じ、ホルモン療法などの内分泌的な治療についても学習を深めていきましたね。教科書的な治療だけではなかなか良くならないニキビの患者さんに、ホルモン治療を併用することで劇的に改善する症例などを通し、予防医療的な部分についてもどんどん知識と検証を深めていきました。今までの自分の治療と掛け合わせて行く形で今の診療スタイルを行なっています。

スタジオを併設した目的は、先ほどお話しした形成外科的な意味での体表面からのアプローチと、内側からのアプローチに、身体機能面からのアプローチを加え、より完成度の高い予防医療を提供するためです。スタジオでは、必要に応じて現役のプロスポーツトレーナーの方が、患者さんの身体機能の解析からトレーニングメニューを作成する他、フランスでのバレリーナ養成過程におけるケガの予防を目的として、パリで考案されたフロアバレエのメソッドを、現役バレリーナが直接指導するなど、既存の治療とはまた異なるアプローチでの予防的機能医療を実践しています。実はこのフロアバレエ、ヨーロッパのサッカー選手などの間で、怪我予防やパフォーマンスの向上ために、実際に取り入れられている大変効果的なトレーニングなのですよ。

誰もが避けては通れない、ホルモンバランス低下によって精神的に不安定となりやすい更年期などでは、こうした様々な治療の併用で、患者さんが活力を取り戻し、元の生活を取り戻すことができる場合が多く、新しい診療方法を組み入れながら実践することで、診療科を選ばず患者さんのご要望に応えることができます。これからも色々な方の活力に満ちた人生のサポートが可能となりますよう、効率的効果的実践的、かつ現実的な診療を提供していきたいと考えています。

先生が考える名医とは?また先生の今後の展望などあれば、ぜひお聞かせ願えますか。

名医というのは「その人を求めてきた患者さんを、選ばず救いきれる(訪れる患者さんの心身を丸ごと改善へ導くことが可能な)医師」なのではないかなと思います。私自身はまだまだ勉強を深めているところではあるのですが、私は訪れてくれた患者さんに対して、しっかり時間をかけて向き合う診療をしたいと思います。

また私が実践している治療は、アプローチの仕方が既存の方法と異なる部分が多いので、データしっかり蓄積して、新しいエビデンスを作っていきたいとも思っています。色々な治療を試したけれどなかなか思うように改善しないと思っている患者さんへ、こういう治療もありますよとお伝えできればと思いますし、それがしっかりとした根拠に基づくものであれば、より患者さんも安心でますよね。より多くの人に取り入れていただきやすい治療が提供できるよう、これからも頑張りたいですね。

あやこいとうクリニックの写真

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あやこいとうクリニックの詳細情報

郵便番号
150-0033
住所
東京都渋谷区猿楽町24-7 代官山プラザB1D
電話
0364551337

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