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福永 有希 先生

神奈川県鎌倉市小町2-15-11
鎌倉かまりんヒフクリニック
院長
専門:皮膚科、美容皮膚科、アレルギー科、小児皮膚科、形成外科
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2018年08月20日

受診しやすさ

医師指定受診
-
外来待ち時間
-時間程度

臨床実績

専門医資格
日本皮膚科学会専門医

学術活動

出身大学
1999 年卒
略歴
-

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福永 有希先生のインタビュー

公開日:2018年10月09日
丁寧な診療を心がける、鎌倉の皮膚科医!!

福永先生が医師を志された理由について教えてください

医師を志したのは、学友との会話がきっかけでした。将来の進路選択をせまられたとき、とりわけ人よりも秀でたところがないと考えていたことから、進路に悩むことがありました。そんなとき、友人から、突出して優れた部分がないというよりも、どんなことでも器用にこなすことができているのだから、そのオールマイティさを活かせる職業として医師を目指してみてもよいのでは、ということばをもらいました。その一言が後押しとなり、医師となりました。

数ある専門領域のなかでも、皮膚科を選ばれたのはどうしてですか?

皮膚科では、じんましんや水ぼうそうなど内科的疾患から、熱傷・外傷や皮膚腫瘍などの外科的処置も扱う幅広さがあります。この幅広さがオールマイティーな私に合っていると感じたからです。また、皮膚科では体表面に表れている症状を、経験や知識をもとに直感的に診断することが求められますが、そこに自らのセンスを添えて診断する必要もあります。

例えば、左手だけ湿疹を繰り返して治らないという症例、ゴルフが趣味であることに気付ければグローブが原因の水虫と容易に診断がついたりします。首の湿疹が治らないバイオリン奏者、楽器の構造を知っていれば演奏で触れる金具の金属アレルギーと推測できます。患者さんの多様な背景の理解という部分で、普段から何事にもチャレンジし多趣味である私の長所が、診断に必要なセンスとして活きていると感じています。

どのようなお悩みの方が貴院を受診されますか?

ニキビ、じんましん、かぶれなどの日常的なお悩みから難治性の慢性疾患や皮膚腫瘍まで、様々な症状で受診されます。また土地柄、観光客の虫刺されや外傷、クラゲ皮膚炎などの救急的な受診もあります。

アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、接触皮膚炎などアレルギー性皮膚疾患のほか、舌下免疫療法に対応しておりますので、アレルギー性鼻炎も含めたアレルギーの関わる疾患全般でも来院されています。また、高齢層の多い地域でもあることから、足にまつわるお悩みやトラブルも多く診ております。年配の方が受診しやすいよう、オールバリアフリーの設計にしております。一方で新生児からの受診もございますので、オムツ替えコーナーやキッズスペースも配置し、赤ちゃんのスキンケア指導なども行っております。

その他、鎌倉は自然を満喫する方が多いこともあり、紫外線による肌トラブルもよくご相談いただきますので、美容皮膚科対応も各種治療を充実させております。

観光客の方では、どのような主訴で受診される方が多いですか?

鎌倉は海と山に囲まれていますから、サーフィンや海水浴に来られてクラゲに刺されるなど皮膚炎を起こした方、ハイキングに来られてハチやクモに刺された方などが多く受診されますよ。また、旅行中に突然の蕁麻疹や発熱、食中毒のような症状などで受診される方もいらっしゃり、当院は観光客の救急外来のような役割も果たしているようです。当院には英語、フランス語、ポルトガル語に対応できるスタッフがおりますので、外国から来られた方にも安心して受診していただける環境となっているかと思います。

貴院の診療における特徴的な点などはございますか?

丁寧でわかりやすい説明、根拠のある情報に基づいた治療を常に意識しています。

診察して処方を出して終わりではなく、薬の使い方をわかりやすく説明し、皮膚の洗い方やお手入れの仕方など日常的なケアとしてできることも丁寧にお伝えしています。外来が混雑している時でも、スタッフが丁寧に説明できる体制を整えておりますので、遠慮なく質問していただけます。

当院では表層の描写に優れた超音波診断機器(エコー)も備え、例えば炎症の深さや腫瘍のサイズ・性状など、肉眼では表面から見えない範囲の状態も把握できるようにしております。できもの(腫瘍)で受診される方に対しては手術前にエコーでチェックすることで、腫瘍の広がりや血流などを確認して手術の安全性を高められますし、視覚的に手術を説明することで、安心感や納得のできる治療を提供できるよう心がけています。

皮膚疾患は皮膚だけでなく他の器官の症状を伴うこともありますので、関連する疾患全体をなるべくカバーできるように努めています。尋常性乾癬や掌蹠膿疱症では、皮膚の症状に留まらず関節炎を合併するケースもありますが、エコーで関節の状態も把握しながら治療にあたることができます。アトピー性皮膚炎ではアレルギー性鼻炎や結膜炎、喘息などを合併しやすく、花粉症では目や鼻の症状だけでなく皮膚炎を合併することも多いので、当院では舌下免疫療法を取り入れるなど、皮膚だけでなくアレルギー疾患全体として対応できるように配慮しております。

皮膚を介した予防治療も大切と考えております。有効な保湿ケア、汗対策、食物アレルギーを予防するためのスキンケアや離乳食の考え方など、最新の知見を交えて的確なアドバイスを提供できるよう心がけております。

糖尿病や加齢にともなう足のトラブルの治療にもあたっていらっしゃるとのことですが、どのような足のお悩みの治療をなさっているのでしょうか?

長年透析病院の皮膚科に従事してきた経験を活かし、糖尿病の患者さんやご年配の方の爪の変形やタコ・ウオノメなどの治療にあたっております。足は体重が一極集中してかかる部位ですから、加齢とともに足の骨格や爪の形も変形してきます。適切なお手入れができていないと思わぬトラブルを発生することがあります。変形した爪を放置した結果、爪で圧迫された皮膚に潰瘍ができてしまうこともあります。ウオノメやタコもそこに感染をともなったりすれば、潰瘍化して骨髄炎にまで至ったりします。足を切断するような事態を防ぐために、早い段階でのお手入れ方法をお伝えさせていただいております。症状にあわせて、爪切り、削り処置、爪矯正(ワイヤー矯正、人工爪など)、靴指導などを行っております。

「きれいに治すこと」を大切に診療にあたられているとのことですが、その理念を達成するために工夫されていることはございますか?

外傷や熱傷の治療では洗い方の指導や、創部の状態に応じた外用剤や被覆材の選定を大切にしています。皮膚の修復を促す外用剤を使うタイミング、感染症のコントロール、創部の保護対策などが重要です。傷を保護する素材(被覆材)にも様々なタイプがありますので、傷の深さや感染状態、範囲などを考慮して選ばないと逆効果になることもあります。私は日頃から被覆材や創傷に扱う外用剤を調査するのが好きでして、傷の治る過程をイメージして適切なものを選ぶようにしています。

皮膚疾患を治療しても、皮膚は目立つ器官ですから跡かたが目立つようでは患者様の満足度は下がってしまいます。特にニキビの治療においては、ニキビそのものだけでなく、ニキビ痕を気にする方が大勢いらっしゃいます。保険治療の範囲では不十分な場合にそなえ、自費診療の範囲でもニキビの早期治療とニキビ痕対策ができるようにしております。また、ニキビはホルモンバランスも影響する疾患ですので、食事や生活習慣の改善ポイントなども説明しております。ニキビを隠したくて化粧をする女性ならではのお悩みに対しても、毛穴詰まりを改善させるためのメイク指導や化粧品の紹介などを行っています。

他にも保険診療では治しづらい疾患には自費診療での対応を各種用意しております。主に酒さ、赤ら顔、難治性ウイルス性イボなどにレーザー治療を取り入れています。また、ちょっとしたスキンケアの工夫などを取り入れて、少しでも早くきれいに皮膚の状態を整えることを目指しております。

患者さんへのメッセージをお願いします

私は海と山に囲まれた鎌倉が大好きで、是非この地域にお住まいのみなさまのお役に立てればと思い、2018年7月に開院させて頂きました。開院してまだ間もない当院でございますが、皮膚に関するお悩みをお持ちの方であれば、どなたでも安心して受診することができる体制を整えております。少しでも多くの方の皮膚のお悩みにお応えできるよう、スタッフ一同新しい治療について日々勉強しながら診療にあたって参ります。些細なことでも皮膚に関して気になる症状をお抱えの方は、どうぞお気軽に受診してください。

鎌倉かまりんヒフクリニックの写真

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鎌倉かまりんヒフクリニックの詳細情報

郵便番号
248-0006
住所
神奈川県鎌倉市小町2-15-11
電話
0467-25-1255

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