円形脱毛症は、人口の約0.2%に発症し、頭部~全身にできる円形・斑状の脱毛で、男性ホルモンが原因の男性型脱毛症とは異なり、自己免疫の反応が関係し、甲状腺疾患やアトピー性疾患などが合併するケースがあります。円形脱毛症の治療は、ステロイド剤の使用や薬剤で人工的にかぶれを起こし発毛を促す局所免疫療法などを専門知識を持つ医師が経過を見ながら慎重に行います。円形脱毛症の8割は1年以内に軽快しますが、重症化し症状が全身に及ぶ場合もあり、早期に皮膚科の名医による適切な治療を受けることが大切です。
皮膚科の医師は、アトピー性皮膚炎、じんましん、水虫などの感染症、メラノーマ/皮膚がん、脱毛症などを診ます。薬物療法や体の表面の小手術、レーザー治療などを行います。皮膚科を主な診療科とする医師は全国で約7,700名、日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医は約6,100名です。皮膚科は、血液検査や画像診断ではなく、皮膚科医の目で見て診断をつける疾患が多いことや、内服薬と外用薬を組み合わせた治療など、医師の経験と知識が重要になる診療科です。クリンタルは、皮膚科の専門医から名医を厳選して掲載しています。