多汗症とは、日常生活に影響するほどの大量の発汗がある状態を指します。頭や顔・脇・掌・足底など全身に症状が出るものと身体の一部のみに限られるものがあり、原因の特定できない原発性多汗症と感染症や代謝異常などが原因で起きる続発性多汗症があります。多汗症の治療では、制汗作用のある外用薬を塗布したり、微弱電流で発生する水素イオンの利用・外科手術による交感神経の遮断などの方法を、発汗する部位や患者個々の状態に応じて選択します。経験豊富な名医の指導により自分にとって最も効果的な治療を受けることが大切です。
皮膚科の医師は、アトピー性皮膚炎、じんましん、水虫などの感染症、メラノーマ/皮膚がん、脱毛症などを診ます。薬物療法や体の表面の小手術、レーザー治療などを行います。皮膚科を主な診療科とする医師は全国で約7,700名、日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医は約6,100名です。皮膚科は、血液検査や画像診断ではなく、皮膚科医の目で見て診断をつける疾患が多いことや、内服薬と外用薬を組み合わせた治療など、医師の経験と知識が重要になる診療科です。クリンタルは、皮膚科の専門医から名医を厳選して掲載しています。