パーキンソン病は、脳の神経が侵されドーパミンという神経の情報伝達にかかわる物質が不足して手のふるえなどの症状が現れる難病です。ふるえのほかに、筋肉のこわばりや動きが遅くなったり、前かがみで小刻みな歩行になったりして転びやすくなります。日本の患者数は15万人以上で、50歳以上の人に多いです。パーキンソン病の主な治療はドーパミンを補うための薬物療法ですが、継続的にリハビリを行う必要があります。パーキンソン病は症状が進んでいく進行性の病気であり、経験の豊富な神経内科の名医を探して診てもらいましょう。
神経内科の医師は、内科の中でも、認知症、パーキンソン病、多発性硬化症、てんかんなどの脳、神経、筋肉の疾患を専門に診療する医師です。薬物治療を中心に行います。神経内科を主な診療科とする医師は全国で約4,400名、日本神経学会が認定する神経内科専門医は約5,100名です。神経内科の疾患は、そもそも診断をつける段階から高度な知識が必要となり、他科では使用頻度の低い薬を用いることも多く、専門性の高い診療科です。クリンタルは、神経内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。