重症筋無力症は全身の筋肉が障害され筋力の低下などが起こる病気です。日本には2万人以上の患者がいるといわれますが、初期には眼の筋肉に障害が起こりやすく、物が二重に見えたり、まぶたが垂れ下がったりします。また、患者の半数以上が全身の筋肉も低下し、手足のほかに食べるのも息をするのも困難になります。重症筋無力症は免疫の働きにより自分を攻撃する自己免疫疾患の一つです。重症筋無力症は免疫力を抑える免疫抑制剤やステロイド剤などを組み合わせて治療しますが、適切な治療を受けるには名医に診てもらうとよいでしょう。
神経内科の医師は、内科の中でも、認知症、パーキンソン病、多発性硬化症、てんかんなどの脳、神経、筋肉の疾患を専門に診療する医師です。薬物治療を中心に行います。神経内科を主な診療科とする医師は全国で約4,400名、日本神経学会が認定する神経内科専門医は約5,100名です。神経内科の疾患は、そもそも診断をつける段階から高度な知識が必要となり、他科では使用頻度の低い薬を用いることも多く、専門性の高い診療科です。クリンタルは、神経内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。