腹膜透析は、患者自身の胃や腸などの臓器を覆う薄い腹膜を利用し、血液中の老廃物や毒素を濾過し余分な水分を除去する治療方法で、随時透析バッグを携帯するCAPDと夜間のみのAPDという方法があります。腹膜透析は、腎機能が正常時の3割以下に低下し慢性的に腎不全の状態にある患者が対象で、家庭で管理でき社会生活を妨げないというメリットがあります。しかし、細菌感染による腹膜の炎症を起こすリスクもあり、腹膜透析の導入時期や管理に関して、経験を積んだ腎臓内科の名医の指導を受けることをお勧めします。
腎/糖尿病/内分泌科は、病院によって呼び名が異なり、腎臓内科、糖尿病内科、内分泌内科、と分かれている場合もあれば、糖尿病代謝内科、腎臓・内分泌内科と統合されている場合もあります。それぞれ慢性腎障害、糖尿病、甲状腺機能亢進症といった疾患を主に見ます。日本糖尿病学会が認定する糖尿病専門医が4,800名程度、日本内分泌学会が認定する内分泌専門医が2,100名程度、日本腎臓学会が認定する腎臓専門医3,900名程度です。クリンタルでは腎/糖尿病/内分泌科それぞれの専門医から名医を厳選して掲載しています。