IgA腎症は、腎臓の糸球体にIgA(免疫物質)が沈着して炎症を起こし、腎機能が低下する難病です。IgA腎症の患者は日本で約3万人以上おり、患者の1割は親からの遺伝で発症し残りの9割は原因不明です。初期は無症状ですが進行すると血尿や蛋白尿など腎機能低下の症状や高血圧を合併し、発症から20年で4割の患者が血液透析を必要とします。治療は、食事療法とステロイドや免疫抑制剤による薬物療法、扁桃腺と摘出術などを併用します。早期に腎臓内科の名医による診断と進行を遅らせるための適切な治療を受けましょう。
腎/糖尿病/内分泌科は、病院によって呼び名が異なり、腎臓内科、糖尿病内科、内分泌内科、と分かれている場合もあれば、糖尿病代謝内科、腎臓・内分泌内科と統合されている場合もあります。それぞれ慢性腎障害、糖尿病、甲状腺機能亢進症といった疾患を主に見ます。日本糖尿病学会が認定する糖尿病専門医が4,800名程度、日本内分泌学会が認定する内分泌専門医が2,100名程度、日本腎臓学会が認定する腎臓専門医3,900名程度です。クリンタルでは腎/糖尿病/内分泌科それぞれの専門医から名医を厳選して掲載しています。