慢性膵炎は長期間続く膵臓の炎症で、膵臓の機能低下が起こります。慢性膵炎を発症する原因はアルコールの多飲によるものが多く、他には遺伝性や自己免疫性があると言われています。代表的な症状は腹痛、消化不良、インスリン分泌不全で、上腹部の持続的な痛みが急性に起こる、間欠的な再発を繰り返すことがあります。治療法はアルコールが原因とされない場合も禁酒が第一で、食事における脂肪分を下げたり、胃酸の産生を抑える薬を使用したりすることで症状の緩和が期待できます。慢性膵炎の再発を繰り返すと徐々に膵臓の機能が低下し、インスリンが分泌されなくなるため、1型糖尿病となってしまったり、慢性膵炎が原因となって膵臓がんを発症したりすることもあります。再発した慢性症状が強い場合は、膵臓がんを起こしている可能性も考えられるため、適切な治療を受けるためにも治療実績が豊富な消化器内科の名医に治療お願いしたいですね。
消化器内科の医師は、内科の中でも、胃がんや肝臓がん、潰瘍性大腸炎/クローン病、肝炎などの消化器疾患を主に診療する医師です。薬物療法や内視鏡手術が中心です。消化器内科を主な診療科とする医師は全国で約13,000名、日本消化器病学会が認定する消化器病専門医は約18,000名程度です。消化器内科の扱う範囲は広いため、医師によって、胃腸専門、肝臓専門など特に精通した臓器・疾患が異なります。クリンタルは、消化器内科の専門医から疾患ごとに名医を厳選し掲載しています。