多発性骨髄腫は血液細胞の1つである形質細胞ががん化して骨髄腫細胞になったものを指します。骨髄の中で増殖した骨髄腫細胞によって正常な血液細胞を作り出す過程が妨げられるため、貧血による息切れやだるさ、白血球減少による感染症などが生じます。骨髄腫には様々な遺伝子や染色体の異常が関係していることが知られますが、その原因ははっきりしていません。専門性の高い血液内科の名医に診てもらいたいものです。
血液内科の医師は、貧血や、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液のがんを診ます。薬による治療が中心で、専門的な治療法としては造血幹細胞移植があります。血液内科を主な診療科とする医師は全国で約2,300名、日本血液学会が認定する血液の専門医は約3,100名です。血液内科が扱う疾患にはいわゆる難病に含まれるものも多く、血液のがんは専門医でなければ診断も治療も難しい疾患です。つまり非常に専門性の高い診療科といえます。クリンタルは、血液内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。