血友病は、血を固めるための血液凝固因子が生まれつき不足もしくは欠乏している病期です。そのため、けがや打撲で出血すると止血までに時間がかかります。凝固因子を作る遺伝子は性染色体上にコードされているため、血友病は遺伝することが知られており、血友病患者のほとんどが男性です。血友病治療においては出血時に不足している凝固因子を補充する製剤を投与するオンデマンド療法、定期的に製剤を投与する定期補充療法、自身で製剤を注射する在宅療法の他に酢酸デスモプレシンによる治療があります。一生付き合っていく疾患ですので信頼できる血液内科の名医に診てもらいたいところですね。
血液内科の医師は、貧血や、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液のがんを診ます。薬による治療が中心で、専門的な治療法としては造血幹細胞移植があります。血液内科を主な診療科とする医師は全国で約2,300名、日本血液学会が認定する血液の専門医は約3,100名です。血液内科が扱う疾患にはいわゆる難病に含まれるものも多く、血液のがんは専門医でなければ診断も治療も難しい疾患です。つまり非常に専門性の高い診療科といえます。クリンタルは、血液内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。