肺高血圧症は、肺の血管が狭く硬くなることで肺動脈の血圧が高くなってしまう疾患です。肺動脈の血圧が高い分、心臓に負担がかかり、息切れ、疲れやすい、動悸などの症状が現れます。治療は薬物療法が中心で、重症例では手術・肺移植も検討されます。全身の血管と肺の血管では、血圧を調節する仕組みが違うため、通常の高血圧とは異なる特殊な薬を使用することになります。また、まれな疾患ということもあり、循環器内科医の中でも肺高血圧症の治療経験・実績のある医師は限られていますので、肺高血圧症の名医を探して受診しましょう。
循環器内科の医師は、内科の中でも心臓・血管の疾患を専門とする医師で、高血圧、狭心症、不整脈、心臓弁膜症などを診ます。薬による治療やカテーテル治療を中心に行います。循環器内科を主な診療科とする医師は全国で約11,000名です。日本循環器学会が認定する循環器科専門医は約13,000名です(循環器外科に所属する医師も含みます)。循環器科専門医でもそれぞれの医師が専門とする疾患や治療法(カテーテル治療を行うかどうかなど)が異なることが多いです。クリンタルは、疾患ごとに名医を厳選して掲載しています。