顔面骨折では鼻骨や頬骨など顔の骨が折れてしまい、骨折部周囲の器官の機能に影響が出てしまうことがあります。顔面骨は複数の骨に分かれていて、薄い骨が多いため、転倒や交通事故、スポーツを原因に骨折することが多いです。顔面骨折で起こる症状は部位によって様々であり、例えば頬骨が骨折すると鼻や口腔内の感覚障害を起こしたり、眼に影響が出て物が二重に見えたりすることがあります。治療法は手術による整復と固定ですが、骨折の状態や程度によっては自然な経過をみるだけで良いこともあります。顔面骨折はおよそ3週間程度で骨が自然に修復し始め、修復してからの治療は困難になることが多いため、顔面骨折の際には、治療実績の豊富な形成外科の名医を早めに受診することをお勧めします。
形成外科の医師は、口唇口蓋裂、眼蓋下垂、ケロイド/瘢痕など、美容面や機能面で問題となる疾患を診ます。特別な縫合手技、皮膚移植、再建手術などの手術を中心に治療を行います。形成外科を主な診療科とする医師は全国で約2,200名、日本形成外科学会が認定する形成外科の専門医は2,100名程度です。治療手段が主に手術であり、医師の技量によって結果に差が出やすい診療科です。クリンタルでは、形成外科の専門医から名医を厳選して掲載しています。