脳動静脈奇形/海綿状血管腫は、それぞれ胎生早期にできる先天異常で脳の動脈と静脈の間にナイダスと呼ばれる異常な血管の塊ができ、このナイダスが破裂すると脳内出血やくも膜下出血を引き起こす病気、脳動脈奇形に次いで多い血管奇形で内部で出血を繰り返して徐々に大きくなっていく場合もある病気です。いずれも開頭術によってナイダスや血管腫を取り除くのが最も根治性の高い治療ですが、奇形の場所によっては放射線治療や血管内治療が選択されることもあります。治療に精通した脳神経外科の名医に診てもらいたいものです。
脳神経外科の医師は、脳出血、くも膜下出血、脳動脈瘤、悪性脳腫瘍・良性脳腫瘍、てんかんに対して、手術を中心に治療を行います。脳神経外科を主な診療科とする医師は全国で7,000名、日本脳神経外科学会が認定する脳神経外科専門医は約7,200名です。脳は人間の全ての活動に必須の臓器であり、疾患や手術法によっては機能が大きく損なわれる可能性があり、脳神経外科の医師は非常に繊細な技量を必要とします。クリンタルは、脳神経外科の専門医から名医を厳選して掲載しています。