悪性脳腫瘍手術は、腫瘍のタイプによっては手術中に画像検査のMRI検査や特殊な検査を行いながら手術を進める必要があります。そのため、病院に腫瘍のタイプを適切に診断できる名医がいることか、悪性腫瘍手術に必要な器機の備えがあるかどうかが重要です。悪性脳腫瘍手術の症例数と死亡率の関係をみると、症例数が多い病院や医師では死亡率が低い傾向があります。たとえば、年間1~6例の医師が手術した場合は4.1%、21例以上の医師では1.4%、脳神経外科の名医による手術の死亡率はおよそ3分の1という報告があります。
脳神経外科の医師は、脳出血、くも膜下出血、脳動脈瘤、悪性脳腫瘍・良性脳腫瘍、てんかんに対して、手術を中心に治療を行います。脳神経外科を主な診療科とする医師は全国で7,000名、日本脳神経外科学会が認定する脳神経外科専門医は約7,200名です。脳は人間の全ての活動に必須の臓器であり、疾患や手術法によっては機能が大きく損なわれる可能性があり、脳神経外科の医師は非常に繊細な技量を必要とします。クリンタルは、脳神経外科の専門医から名医を厳選して掲載しています。