良性脳腫瘍手術では頭を開けて顕微鏡を使いながら腫瘍を取り除く開頭摘出手術が行われています。近年の良性脳腫瘍手術はニューロナビゲーションという新しい機器を使うことで腫瘍までの距離が把握しやすくなり、腫瘍周辺の血管や神経の損傷が少なくなりました。また手術中に電気生理学的なモニタリングをすることで安全性も高くなっています。しかし、良性脳腫瘍手術は血管や神経のわずかな損傷でも麻痺やしびれなどが生じることもあるので新しい機器の設備に加え、脳神経外科の名医のいる病院を探して手術を受けるとよいでしょう。
脳神経外科の医師は、脳出血、くも膜下出血、脳動脈瘤、悪性脳腫瘍・良性脳腫瘍、てんかんに対して、手術を中心に治療を行います。脳神経外科を主な診療科とする医師は全国で7,000名、日本脳神経外科学会が認定する脳神経外科専門医は約7,200名です。脳は人間の全ての活動に必須の臓器であり、疾患や手術法によっては機能が大きく損なわれる可能性があり、脳神経外科の医師は非常に繊細な技量を必要とします。クリンタルは、脳神経外科の専門医から名医を厳選して掲載しています。