膀胱がんは、膀胱の内側を覆う粘膜にできる悪性腫瘍のことを指し、年間の罹患数は約2万人以上で中高齢の男性に多く発症します。膀胱がんは喫煙や長期間化学物質にさらされたことが原因で起きると言われ、肉眼で分かる血尿・頻尿・残尿感・排尿時痛などの症状を来たします。膀胱がんの治療は、腫瘍だけを手術で切除・膀胱を摘出・化学療法や放射線療法を組み合わせるなど、がんの悪性度と進行の程度により大きく異なり、それにより予後も影響を受けます。泌尿器科の名医による個々の状態に応じた治療方針と指導を受けることが重要です。
泌尿器科の医師は、前立腺肥大症、尿路結石や、前立腺がん・膀胱がん・腎がんなどを診ます。薬物治療に加えて、内視鏡治療を含めた手術による治療を行います。泌尿器科を主な診療科とする医師は全国で約6,700名、日本泌尿器科学会が認定する泌尿器科専門医は約6,400名です。消化器や呼吸器の疾患では、薬は内科、手術は外科という役割分担がなされることも多いですが、泌尿器の疾患は、薬物療法から手術まで全てを泌尿器科医が担当することになります。クリンタルは、泌尿器科の専門医から名医を厳選して掲載しています。