前立腺がんの治療では、転移がない場合、放射線治療での根治も望めます。前立腺がんの放射線治療の主な方法は、前立腺に放射線が出る針を留置し内部から照射する小線源治療と、コンピューター制御により腫瘍の形状に応じ放射線の強さを調整し外部から照射する強度変調放射線治療(IMRT)で、頻尿・排尿時痛・排尿困難・下痢・直腸や肛門の炎症などの副作用があります。どちらの方法が効果的かまた併用の必要性については、専門医のアドバイスが不可欠です。放射線治療の実績のある名医と設備の整った病院を探し受診しましょう。
泌尿器科の医師は、前立腺肥大症、尿路結石や、前立腺がん・膀胱がん・腎がんなどを診ます。薬物治療に加えて、内視鏡治療を含めた手術による治療を行います。泌尿器科を主な診療科とする医師は全国で約6,700名、日本泌尿器科学会が認定する泌尿器科専門医は約6,400名です。消化器や呼吸器の疾患では、薬は内科、手術は外科という役割分担がなされることも多いですが、泌尿器の疾患は、薬物療法から手術まで全てを泌尿器科医が担当することになります。クリンタルは、泌尿器科の専門医から名医を厳選して掲載しています。