胃がん腹腔鏡手術は、腹部に3~15ミリ程度の穴を数か所開け、そこからカメラや専用器具を挿入し、モニタで腹腔内の様子を観察しながら行う胃がんの手術です。開腹手術よりも傷口が小さく、回復も早い反面、触覚や遠近感がない中での手術であるため技術的に難しく、実施できる医師が限られています。胃がん腹腔鏡手術の名医は、なんでもかんでも腹腔鏡手術というわけではなく、病状や手術中の状況を適切に判断し、術式を使い分けます。腹腔鏡で治療ができる可能性があるならば、胃がんの治療は胃がん腹腔鏡手術の名医にお願いしたいですね。
消化器外科の医師は、食道・胃・大腸、肝臓・膵臓などの消化器疾患を診ます。大腸がん、胃がんや、胃・十二指腸潰瘍、虫垂炎などを、主に手術で治療します。消化器外科を主な診療科とする医師は全国で約4,700名、日本消化器外科学会が認定する消化器外科専門医は約5,700名です。外科の専門医を取得したうえで、消化器疾患に対する手術手技を修得しています。同じ消化器外科医でも、得意とする臓器や治療法(開腹手術か腹腔鏡手術か)が異なります。クリンタルは消化器外科の専門医から名医を厳選し掲載しています。