チック症は目的なくまばたきや顔をしかめる動作を行う運動チック、もしくはぶつぶつ小声で話したり目的なく咳払いをしたりという動作を無意識に繰り返してしまう音声チックの総称です。チック症の原因は不明といわれていますが、家族内に多発する傾向があるため、遺伝が関与していると考えられています。チック症が起こる際にはその動作を行いたいという強い衝動があり、自力にて抑えることが困難ですが、動作を数秒から数分行えばその衝動は一旦落ち着きます。運動チックと音声チックの両方が1年以上に渡って続いている場合、トゥレット症候群と診断されます。チック症の治療は、症状が軽度であれば自然な経過をみていくことが多く、日常生活に支障が出るような場合は薬物療法が行われます。また、チック症はADHDや強迫症などと併発することも多く、しっかりとした鑑別や治療を受けるためにも、チック症の治療実績の高い名医を探して受診しましょう。
精神科/心療内科は、正確には精神科と心療内科に分かれますが、クリニックなどでは分かれていないことも多いです。精神科では、うつ、パニック障害、認知症など、心療内科では心身症という疾患を診療します。日本精神神経学会が認定する精神科専門医は10,000名程度、日本心療内科学会が認定する心療内科専門医は130名程度です。精神科/心療内科はこころと体の症状療法を扱うため、患者さんと信頼を築くことができる知識・経験・人格が必要です。クリンタルでは、精神科/心療内科の専門医から名医を厳選して掲載しています。