アレルギーとは体にとって有害な物質を排除する免疫の働きにより体の各所で炎症を引き起こすもので、アレルギー疾患には食物アレルギーや喘息などがあります。1歳未満の子は食物アレルギーが多く、原因となりやすいのは鶏卵や牛乳、小麦などです。治療は原因となる食品を制限する食事療法などを行いますが、最小限の制限とするには名医による判断が必要になります。また、喘息はウイルスやダニなどが刺激となって喘息発作を繰り返します。治療としては発作を誘発する原因を取り除き、薬で気管支の炎症を抑えて症状の改善を目指します。
小児科の医師は、基本的にこどもの症状・疾患の全てに対応します。風邪、アレルギー、喘息、てんかんなどの内科疾患から、発達障害、先天性疾患といったこども特有の疾患を診療します。薬物治療が中心です。小児科を主な診療科とする医師は全国で約16,000名、日本小児科学会が認定する小児科専門医は約15,000名です。小児科は病気を治療するだけでなく、こどもの精神面も含めた発達・成長への配慮を必要とする専門性の高い診療科です。クリンタルは、小児科の専門医から名医を厳選して掲載しています。