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建石 良介 先生

肝臓がんラジオ波治療/血管内治療の名医
東京大学医学部附属病院
消化器内科特任講師
専門
ラジオ波焼灼療法
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2018年01月19日

臨床実績


年間肝臓がんラジオ波治療数
***

専門医資格
***

学会職位
***

学術活動


論文・学会発表数
*** 件

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
***

出身大学
***

略歴
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受診しやすさ


手術までの待機期間
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医師指定受診
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外来待ち時間
*** 時間程度

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建石 良介先生のインタビュー

公開日:2018年01月19日
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圧倒的な症例経験・症例データ分析!安全な医療を患者さんに届ける肝がんラジオ波焼灼療法の名医

建石先生が肝臓を専門にしたきっかけはなんでしょうか?

もともと親が医師だった影響で、親の跡継ぎということを少なからず意識して育ってきました。物理学や哲学といった他の分野に興味がわいたこともありましたが、医師の仕事のイメージがついていたことや、手に職をつけることができる、という観点から医師になることを決意しました。

数ある診療科の中から消化器内科を選んだきっかけとしては、当時の東大病院では消化器内科と肝胆膵外科のアクティビティが高かったこと、私の師匠にあたる椎名先生(現順天堂大学附属順天堂医院消化器内科教授)との出会いが挙げられます。私自身、他人から何かを頼まれるとそれを意気に感じるタイプですので、椎名先生からデータ収集・解析の手伝いをしてほしいと声をかけてもらったのは大きなきっかけでした。

さらに、肝臓分野においては当時新しい治療法が出てきており、より多くの患者さんの治療に携われることや、それにより多くの知見が得られることも魅力的でした。もともと中高でコンピューターを趣味にしていて、統計解析やデータベース作成のスキルが生かせたと思います。1999年に研修先の三井記念病院から東大に帰ってきてからは、椎名先生の指導のもと肝がんの治療手技を習熟させ、これまで約3,000件のラジオ波焼灼療法の経験を積むとともに、後輩医師の指導や各種データをまとめた論文の学会発表、治療における合併症の管理など様々な仕事に従事してきました。

肝がんは肝炎がもととなって起こりますが、肝炎の治療は新しい薬剤などによって進歩してきています。それにより肝がんが減るといったことが予想されますが、肝がん治療の今後の展望はいかがでしょうか?

肝炎といえば多くの方はウイルス性肝炎を想像されるかもしれませんが、肝炎にはウイルス性のものと非ウイルス性のものがあります。

ウイルス肝炎の中で肝がんに関係するのはB型肝炎およびC型肝炎です。B型肝炎は、成人になってから感染しても慢性化するのは稀で、母子感染と乳幼児期の感染はワクチン投与を含む予防策によってほぼ防ぐことができますので、長期的に見ればB型肝炎関連の肝がんは減少するものと思われます。一方で、現在の技術ではウイルスの増殖を抑えることはできても、B型肝炎ウイルスを駆除する事ができません。ウイルス増殖を抑制することで肝がんの発生を半分以下に抑えられると考えられていますが、現在B型肝炎キャリアである人からの発がんは、まだ減少に転じていません。

C型肝炎については、ここ数年で効果が高く副作用も少ない薬剤が次々に発売され、重症の肝硬変など一部の方を除いて、ほとんどすべての方でウイルスの駆除が期待できるようになりました。しかし、それでも一定の割合で発がんは起こってきます。感染してからの何十年という期間に遺伝子に付いた傷は修復できないため、細胞のがん化への歩みを完全に防ぐことはできません。そのため、C型肝炎ウイルスが原因の肝がん患者数は減少するものの、当面はゼロにはならないと思われます。

非ウイルス性肝炎については、近年は非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が大きな問題となっています。肝がんの年間発生数約4万人のうち、約12,000〜14,000人は非ウイルス性肝炎がもととなっているとも推定されており、肥満やメタボリックシンドロームの増加に比例してここ20年間で約5倍にもなってきているのです。

現在、ウイルス性肝がんの減少にともない肝がんの発生数は減少傾向にありますが、非ウイルス性の肝がんが増加しているため、どこかで横ばいになると予想されます。非ウイルス性の肝がんは、どなたでもなる可能性がありますので、これまで我々が培ってきたウイルス性の肝がんに対する早期診断の方策は通用しません。高危険群囲い込みの方法を新たに確立する必要があり、我々も糖尿病学会とも協力して研究を行っております。

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東京大学附属病院における肝がん治療の特徴を教えて頂けますか?

一言で申しますと圧倒的な経験量とデータの蓄積に基づく安定感が強みかと思います。1985年からエタノール注入療法(※100%エタノールを腫瘍部位に注入して腫瘍を壊死させる治療)を積極的に行っており、1999年にラジオ波焼灼療法(※腫瘍の中に直径1.5ミリの電極針を挿入し、周波数約500キロヘルツのラジオ波電流を流すことで発生させた熱によって病変を凝固壊死させる治療)を導入した頃は、すでに肝癌の内科治療の分野では日本で最多の症例数を誇っていました。他施設に先駆けてラジオ波焼灼療法を導入したため、この治療を受けるために全国から肝がんの患者さんが集まってきました。2016年には累計治療実績10,000例を世界で初めて達成しています。導入初期は様々な合併症を経験しましたが、それらもすべてデータベースに蓄積し、解析を行い、対策を立て、安全性の向上に努めてきました。

合併症は未然に防ぐことが最も重要ですが、もし起こってしまっても早く発見し、致死的になる前に治療を開始することも重要です。重症の合併症を起こす確率はおおよそ1%程度ですが、一つ一つの合併症の頻度はそれよりも低いため、一人一人の術者が経験する合併症の数は決して多くありません。施設として多数例の経験を共有することで、合併症の早期発見や的確な治療の方策も整備されています。

日本中から治療困難例が紹介されてきますので、他院で治療できないと言われた患者さんでも様々な工夫と先進的な医療機器を用いることで治療が可能になっています。それらのノウハウは、当グループで修行を積まれた先生方にも受け継がれ、各地で肝がん治療の中心的な役割を果たされています。実は、データベースの整備はどの病院でも取り組めているものではなく、人の入れ替わりなどもある中で脈々と流れていく基盤を構築することは容易ではないのです。このようなプラットフォームを構築することで、当グループは全国の先進医療施設の中でも臨床研究、治療実績において突出していると自負しています。

建石先生が診療にあたって心がけている点はなんでしょうか?

肝がん治療には、”外来力”が大きく関係してきます。例えば、胃がんや大腸がんの治療においては再発がんに対する外科的切除は適応外で、選択肢は化学療法しかないため、がんの再発を早期に発見することよりも執刀医が標準化された術式を正確に実施し、合併症を起こさずがんをすべて取りきることが最も重要となってきます。

しかし、肝がんの場合はがんが再発することが前提であり、またがんが再発したとしても再度手術やラジオ波などの治療を行うことができるため、がんの再発を早期に発見することが他の癌よりもはるかに重要になってきます。そのためには適切な間隔で腫瘍マーカー測定、CT・MRI検査を行い、結果を正確に読み解く、加えて背景肝疾患の治療も行う必要があり、外来医の力量ががんの治療と同じくらいに生存期間を左右します。この部分は外科の先生方よりも内科の方がまさっているのではないかと自負している点であり、自身も注力していますし、後進にも力を入れて指導しています。

また、患者さんが外来にいらっしゃったときと治療のときだけ病気のことを考えればすむようにして、残りの時間はできるだけ病気のことを忘れていただいて、普段の生活を全うしていただく、ということを重要視しています。

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最後に患者さんに向けたメッセージをお願いします

医療は1人で行えるものではなく、構築された仕組みのもとでスタッフが協力し合って行うものです。その点では、当院はこれまでの症例に関する豊富なデータや経験豊富なスタッフを有しているとともに、外科や放射線科、病理部といった他科との連携が密に取れている環境があるのが強みです。このような最適な環境のもとで治療を行うことで合併症の発症率などがおさえられ、安全な治療を行えます。また、新しい治療法についても積極的に研究を行っています。

また、肝がん治療後のフォローアップに対しても日本有数の治療実績がありますので、包括的なサポートが可能です。肝がんは生活習慣病も大きく影響してきますので、生活習慣にも気をつけて頂ければと思います。

東京大学医学部附属病院の写真

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勤務先医療機関

住所:東京都文京区本郷7丁目3-1
電話番号:03-3815-5411
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