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尾関 雅彦 先生

インプラントの名医
昭和大学歯科病院
インプラント歯科教授
専門
インプラント
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2017年01月30日

臨床実績


年間インプラント患者数(手術症例数)
***

専門医資格
***

学会職位
***

学術活動


論文・学会発表数
*** 件
※件数は英語論文を含まない場合がございます

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
***

出身大学
***

略歴
***

受診しやすさ


初診までの待機期間
***

医師指定受診
***

外来待ち時間
*** 時間程度

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尾関 雅彦先生のインタビュー

公開日:2019年03月26日
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患者さんの笑顔が何よりも嬉しい。インプラント治療の名医の軌跡

尾関先生が歯科医師を志したきっかけについて教えてください

私は子どもの頃から人懐っこい性格で、人を喜ばせることが好きだったので、将来は医師や歯科医師になって人の役に立ちたいと考えていました。絵を描くことも好きだったので建築科や美術の道に進むことを考えた時期もありましたが、大学受験の頃にはやはり医師か歯科医師になろうと考えました。国立大学のⅠ期校は医学部を受験しましたが、合格することが出来ず、国立大学のⅡ期校では歯学部を受験して幸いにも合格することが出来たので、歯科医師を志すことになりました。

高校生の頃は受験勉強に力を入れていたこともあり、大学生になったら高校時代に出来なかった勉強以外のことを経験したいと考えていました。そのため、歯学部に入学してからはラグビー部やヨット部に所属し、部活動に励んだり、先輩や友人とはよく飲み会をしていたりと大学生活を謳歌していました。在学中、学業の成績はあまり褒められるものではありませんでしたが、人付き合いやマナーの大切さなど学外で多くのことを学んだことは、様々な背景を持つ患者さんの気持ちを理解し、コミュニケーションを取る上でも役に立っていると感じますし、学生時代に様々な経験をしたことはとても良かったと思っています。

大学卒業後はどのような進路を選ばれたのでしょうか

歯科医師だからと口の中のことだけを学ぶのではなく、患者さんの全身を診ることが出来るようになりたいと思い、口腔病理学教室の大学院生になりました。母校である東京医科歯科大学には、医学部も含めて4つの病理学教室がありましたが、いずれの教室に所属しても大学院生は必ず病理解剖のトレーニングを受け、お亡くなりになった患者さんの病理解剖は各教室が交代制で行います。なので、口腔と名の付く病理学教室でありながら、全身の疾患について学ぶことが出来ました。また、先程もお話したように私は絵を描くことが得意でしたので、細胞や組織の構造などの視覚的情報から診断を行う病理学は合っていたと思います。

当時はCT検査などの検査技術が今ほど進んでいなかったこともあり、亡くなられた患者さんの死因を解明するために解剖を行うことも多かったので、大学院の4年間で200例くらいの方の病理解剖を経験させていただきました。お亡くなりになった方に学ばせていただくことになるので、生半可な気持ちではいけないと思い、大学生の時とは一転して、毎日日付が変わる時間までひたすらに勉強をするような生活を送っていました。

大学院を修了した後は、どのような道に進まれたのでしょうか

大学院修了後、有難いことに病理学関係の先生方に引き留められることもありましたが、臨床で直接患者さんの治療に関わりたいという思いがあったので、口腔外科に入局することにしました。ほとんどの先生が大学卒業後から同じ医局に所属し続けるなか、私は口腔病理学教室から口腔外科へ異動してきたので、周囲に追い付くため、そこでも昼夜を問わず勉強し、他の先生の手術を積極的に手伝うなど、がむしゃらに努力をしました。2年後に、現在所属している昭和大学に異動することが決まったのですが、先輩からは私が一番多く外来で手術を担当していたと言われ、嬉しかったことを覚えています。

昭和大学への異動が決まったのは、東京医科歯科大学から昭和大学に異動されていた歯科補綴学(歯の被せ物や入れ歯、インプラントなどの治療を行う分野)の五十嵐 順正先生に偶然お会いしたことがきっかけです。五十嵐 順正先生は、私が口腔病理学から口腔外科学に異動したことや、真面目に取り組んでいたことを知っていて、主任教授の芝 燁彦先生に紹介して頂いて、昭和大学歯科補綴学講座の講師として招いて下さいました。口腔外科学から補綴学へと領域は異なりましたが、昭和大学に異動して、新たに取り組むことにしました。

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補綴学とはどのような分野なのでしょうか

補綴学とは、歯の被せ物や入れ歯、インプラントなどの治療を行う分野になります。芝 燁彦先生と五十嵐 順正先生は、補綴学の中でも、コーヌステレスコープ義歯という最先端の義歯に取り組む日本有数の先生方でした。コーヌステレスコープ義歯は、部分入れ歯として非常に優れた入れ歯ですが、歯が一本もない方ではコーヌステレスコープは行えません。そういった場合に患者さんを救える選択肢はインプラント治療しかなかったのです。

しかしながら昭和60(1985)年頃はインプラントの治療成績や安全性に対しては信頼性が低く、日本でも欧米でも懐疑的な時代でした。そんな中でスウェーデンのブローネマルク先生が考案した骨結合型インプラント(osseointegrated implant)だけは、同国が保険診療にも取り入れられるほどの安全性と信頼性を誇り、世界中の先進的な歯科医師がスウェーデンのイエテボリ大学へ研修に来ていました。この革命的なインプラント治療を昭和大学に導入して入れ歯に困っている患者さんを是非とも救いたいと思い、スウェーデンに行ってこのインプラント治療を学んできたいと芝 教授に申し出たところ、快く留学を許可して下さったお陰で骨結合型インプラントの治療を昭和大学でも行えるようになった次第です。

貴院でインプラントセンターを設立した経緯を教えてください

以前は複数の診療科がインプラント治療を行っていたため、患者さんがいつ、どのようなインプラント治療を行ったのか正確には把握することが出来ませんでした。そこで歯科病院にインプラントセンターを設立し、インプラント治療を受ける患者さんは必ずセンターに登録して手術前にカンファランスを行い、中央手術室で手術を行ったのちには担当医が手術記録をセンターに提出することを義務化したことにより、患者さんの治療と情報を正確に管理することができるようになりました。現在では昭和大学歯科病院で行うインプラント治療はすべてインプラントセンターで把握しており、インプラント治療の情報管理の質は日本でもトップクラスであると自負しています。

貴院インプラントセンターの強みは何でしょうか

当センターの強みは二つあります。一つは、当センターではインプラント歯科に所属する先生だけでなく、歯科放射線科、口腔外科、麻酔科、補綴歯科、高齢者歯科、歯周病科と多数の専門各科がインプラント治療に関わることで、単独の科だけでは対応が難しかったり、診断や治療方針を迷ったりする場合でも、専門医による集約的治療や適切な診断に基づく治療が可能となることです、もう一つの強みは、最新のデジタル技術を駆使したコンピューター支援型のシミュレーション手術やナビゲーション手術を行うことで、より安全で確実なインプラント治療を行っていることです。

手術前に撮影した患者さんの顎骨のCTデータをもとに、インプラント治療専用の診断用ソフトを用いてパソコン画面上に顎骨を3次元的に再現することで、太い血管や神経を傷つけないようにする手術方法や、最適なインプラントの埋入位置や埋入方向、ならびにインプラントのサイズを決定します。このように患者さんごとに異なる顎骨状態を手術前に把握して手術のシミュレーションをしておくことで、実際に手術では計画どおりに安全にインプラントを埋入することができます。

さらに安全性を高める最新の技術として、顎骨を削るドリルや埋入するインプラントの位置を手術室のモニターにリアルタイムで映し出して、実際に行っている手術がシミュレーションどおりに行われていることを確認しながらインプラントを埋入するナビゲーション手術を導入しています。このシステムは難易度の高い手術では非常に有用な方法で、当院では2017年4月から導入しており、これまでに70症例以上を行っています。インプラントのナビゲーション手術を行っている施設は日本でもわずかであり、当院は日本有数の実績を誇っています。事前の準備に手間や時間がかかりますが、今後は日本でも主要な手術法になると思います。

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尾関先生がとくに得意とされていることは何でしょうか

私は低侵襲で行うインプラント治療を得意としています。インプラントを埋入する際に顎の骨の高さが低かったり、幅が狭かったりした場合に、一般的には他の部分から骨を採取して骨移植をしたり、代用の移植材を用いて顎骨の高さや幅を増やすことを行いますが、手術侵襲が大きくて患者さんの身体に負担が大きく、また治療を終えるまでの期間や費用が増すなどの欠点があります。そこで私は患者さんの本来の顎骨を最大限に利用し、顎骨の幅が狭い場合には特殊な手術器具を用いて骨を緻密化しながら拡幅したり、顎骨の高さが乏しい場合にはナビゲーション手術を併用したりして、できるだけ骨移植を行わずにインプラントを埋入しています。この低侵襲インプラントを受けるために遠方から来られる患者さんも多くいらっしゃいますし、患者さんの中には医師や歯科医師の先生も多数いらっしゃいます。

印象に残っている患者さんについて教えてください

特に印象に残っている患者さんは、80代後半で初めてインプラント治療を受けられた方です。その時は上の歯のインプラント治療を行い、その後91才になるまでの5年間に、歯を喪失する度に数回インプラント治療を受けられました。その患者さんからは、「インプラント治療のおかげで、年を取っても家族と食事に行った時に困らないです。何でも食べられるので、家族がどこにでも食事に連れて行ってくれて嬉しい」と仰って頂き、やりがいを感じ、とても嬉しく思ったことを覚えています。

尾関先生の今後のご展望について教えてください

患者さんに安心してインプラント治療を受けて頂くために、最先端の技術や診断機器等を取り入れて、より安全な治療を行っていきたいと考えています。やはり患者さんが喜んで、笑顔になって頂くことを本当に嬉しく思いますので、そのためにはこれからも頑張っていきたいと思います。

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編集後記

尾関先生に院内を案内していただいている際に、先生が患者さんから声を掛けられるシーンを目にすることがありました。尾関先生は教授というお立場でありながら、非常に物腰柔らかく、笑顔でご対応されていらっしゃり、患者さんからも信頼されている先生なのだと感じました。
また、昭和大学歯科病院で実施したナビゲーション手術の大半を尾関先生が執刀されているとのことでした。「新しい技術の習得に教授自身が苦労して取り組まないと下の先生がついてこないですからね。休みの日に一人で大学に来て道具の調整をすることもありますよ」と仰っており、常に研鑽をし続けている先生なのだと感じました。

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