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崎谷 康佑 先生

東京都文京区千駄木4丁目15-3
文京動坂診療所
院長
専門:消化器内科
掲載開始日:2018年05月30日
最終更新日:2024年02月14日

受診しやすさ

医師指定受診
WEBよりご予約をお取りください
外来待ち時間
0.5時間程度

臨床実績

専門医資格
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本肝臓学会・肝臓専門医
日本ヘリコバクター学会・ピロリ菌感染症認定医
日本がん治療認定医機構・がん治療認定医
日本医師会・認定産業医
難病指定医
学会職位

学術活動

論文・学会発表数
100件
最終論文・学会発表年
2023年
学術機関
大学院卒・医学博士
留学経験あり
出身大学
東京大学 2005 年卒
略歴
東京大学医学部附属病院
JR東京総合病院
日本赤十字社医療センター・消化器内科
朝日生命成人病研究所附属医院・消化器内科部長
さきたに内科・内視鏡クリニック 開設
医療法人社団佑光会 理事長
習志野市医師会理事(成人保健分野)

※医療機関の関係者の方へ

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崎谷 康佑先生のインタビュー

公開日:2018年06月22日
内視鏡検査から生活習慣病治療まで幅広く地域医療に貢献したい

これまでのご経歴を教えてください

幼少の頃より、祖父が開業医として地域医療に貢献する姿を見ていて、医師を志したのがはじまりです。東京大学入学前には、精神科医の大平健先生の著作を愛読しており、精神科医になって患者さんの悩みを解決していきたいとも思っていましたが、実際に医学部に入って勉強をしていく中で、ピロリ菌の感染を放置しておくと胃がんが引き起こされるというメカニズムに興味を持ち、消化器内科を専門にしようと決めました。

そこからは東京大学医学部附属病院をはじめJR東京総合病院、日本赤十字社医療センター、朝日生命成人病研究所、コロンビア大学で、消化器内科や生活習慣病、そしてがんについて学び、同時に内視鏡の腕も磨いてきました。米国への留学や臨床研究、基礎研究に取り組み論文を執筆する中で、最新のトピックや問題点に精通した上で、開業をすることに決めました。

貴院でできる内視鏡と診療で心がけていることについて教えてください

当院では、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)・下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)をお受けになることができます。健康診断やがん検診などで来られる患者さんも多いですね。内視鏡を実施するにあたっては前日や当日の注意事項の説明を丁寧にわかりやすく行うことはもちろん、些細なことでも質問にお答えするようにしています。

その際に患者さんから事前に受ける相談で一番多いものは、「内視鏡は苦しそう」ということです。当院では、患者さんの「苦しいのは嫌」という気持ちに応えるため、苦痛をなるべく感じなくするような工夫をしています。具体的には、鼻からの内視鏡(経鼻内視鏡)を用意しているのに加えて、点滴から鎮静剤を投与し、少し眠っているような感覚になっていただいた状態で内視鏡を実施することができます。そして、これまでの内視鏡診療・治療の経験を生かし、苦しくないようなテクニックも心がけています。内視鏡の技術は一定の専門医資格を持っている医師であれば質は担保されていると思いますし、もちろん私も内視鏡専門医資格を取得しておりますのでご安心ください。

内視鏡検査を行うと、様々な利点があります。例えば、経験を積んだ内視鏡医が胃カメラを行えば、ピロリ菌に感染しているかどうかや、ピロリ菌による胃炎の程度がわかります。ピロリ菌は感染を放置しておくと胃がんの原因になることが知られています。まず胃カメラを受けることで、ピロリ菌を除菌して胃がんのリスクを下げるきっかけとなります。胃カメラや大腸カメラは人生で一度きりというわけではなく、1-2年の間隔で行う必要があることも多いです。その時に、また検査を受けてもいいと思えるような、苦しくない検査であることが重要だと考えています。

胃カメラ・大腸カメラで発見できる病気をそれぞれ教えてください

いずれもがんを早期発見するためには非常に有効な検査です。胃カメラでは、胃がん、食道がんなどを見つけることができます。先述のようにピロリ菌に感染しているかどうかも判定することができます。ピロリ菌感染に関して近年わかってきたことなのですが、ピロリ菌に感染していない方では、かえって胃が元気なために、胃酸が過多になり逆流性食道炎になってしまうこともあるのです。(※ピロリ菌はウレアーゼという酵素によって自身の周りにある胃酸を中和することで胃の中に生息しています。)また、この逆流性食道炎が原因でバレット食道(※食道粘膜の組織が変質して胃から連続して胃と同様の上皮が形成された状態)になることがあります。バレット食道は食道がんの発生母地となる因子である可能性も指摘されています。ピロリ菌の感染率は低下してきていますので、今後はこの逆流性食道炎から発生する食道がんが増えてくるかもしれないともいわれています。

次に、大腸カメラでわかることは、主に大腸がん、大腸ポリープなどです。当院では大腸ポリープを見つけたら、その場で切除することができます。出血のリスクや大きさを考慮して入院での切除が望ましいと判断する場合には連携病院に紹介させていただくこともあります。腹痛、胸やけ、胃酸逆流の症状や、便秘、血便が心配な方は、ぜひご相談ください。鎮静法を使用した苦しくない内視鏡を当院でお受けいただけます。

日々内視鏡をされているかと思いますが、印象に残っている出来事はありますか?

他院の人間ドックで胃カメラやバリウムの検査を受けてピロリ菌が陽性であったのにも関わらず、放置した結果胃がんに進行してしまってから当院を受診される方が時に見受けられます。せっかく検査を受けてピロリ菌が陽性とわかったのに、なぜ患者さんがその後受診されなかったのか、それを防ぐにはどうしたら良いのかを考える中で、検査結果の伝え方や、ピロリ菌の影響を説明することの重要性を改めて見つめなおしています。

ピロリ菌の治療方法について教えてください

まず、ピロリ菌の感染経路についてですが、完全には解明されていませんが、家庭内で親から子に移るルートなど、またかつての井戸水などの環境におけるルートなどがあるとされています。現在では公衆衛生環境がよくなっていることや、ピロリ菌の除菌が広まっていることもありピロリ菌の感染率は低下傾向にあります。

ピロリ菌に感染しているかは胃カメラで判断することができます。まず、胃カメラで胃がんがあるかないかを調べ、胃がんがあれば最優先で胃がんの治療をします。胃がんがなかった場合には、将来の胃がんを予防するため、ピロリ菌の除菌を行います。1次除菌として、胃薬1種類に抗生剤を2種類使用する方法で、1日2回朝・晩の内服を1週間続けていただきます。これによって患者さんのおよそ90%は除菌できます。1次除菌が成功しなかった場合には2次除菌を行います。1次除菌の抗生剤の種類を変える方法です。2次除菌まで行えば、ほとんどの患者さんのピロリ菌が除菌できますが、なかには除菌しきれないこともあります。この場合は、保険診療外にはなりますが、3次除菌といってさらに抗生剤を変えた治療を行うことができます。私はヘリコバクター学会の認定を受けたピロリ菌感染症認定医ですので、3次除菌やペニシリンアレルギーの方など特殊な除菌治療についても、安心してご相談ください。

崎谷先生は生活習慣病とがんの関係についても研究されていますが、具体的に生活習慣病は消化器疾患やがんにどう影響するか教えていただけますか

生活習慣病の代表例は糖尿病です。糖尿病と脳血管疾患・心疾患の関係は広く知られていると思いますが、実は糖尿病の方の死因の1位はがんなのです。この糖尿病をはじめとする生活習慣病とがんの関係は近年研究が進んでいます。日本人では生活習慣病が大腸がんや肝臓がん、膵臓がんと特に関係している可能性が指摘されています。そのため、当院は胃カメラ・大腸カメラを得意としていますが、がんになる前の早期の段階や、それにならないための生活習慣病の治療にも力をいれています。総合内科専門医でもありますので、糖尿病、高血圧、高コレステロール、高尿酸血症(痛風)など、幅広くご相談いただけます。

患者さんへメッセージをお願いします

当院は、新しく清潔なクリニックです。胃カメラ・大腸カメラをはじめとし、消化器疾患を診ることはもちろんですが、かかりつけ医として一般内科や生活習慣病にも力をいれ、丁寧な診察と話しやすい・質問しやすい雰囲気、分かりやすい説明を心掛けています。ふだんから風邪やインフルエンザ、生活習慣病でかかっておられる患者さんが、いざというときには安心して親しい医師の施行する内視鏡をお受けいただけるクリニックを目指しています。消化器内科医として胃がんや大腸がんの早期発見につとめ地域に貢献していきたいと思います。

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文京動坂診療所の詳細情報

郵便番号
113-0022
住所
東京都文京区千駄木4丁目15-3
電話
03-3822-9680

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