子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、子宮の内側にできる粘膜下筋腫とよばれるものは、ひどい月経痛を引き起こしたり、不妊や流産などの可能性も高くなります。治療はホルモン剤で筋腫を小さくし、腹腔鏡手術などで筋腫を取り除くのが一般的です。また、子宮内膜症は子宮以外の卵巣などに子宮内膜に似た細胞ができる病気で若い人に発症しやすく、子宮筋腫と同様にホルモン療法や腹腔鏡手術が行われます。子宮内膜症とは気づいていない人も多いですが、子宮内膜症の約3割が不妊という指摘もありますので、名医のもとで治療を受けましょう。
東京都の医師の人数は増加傾向にあり、この6年間で約15%程度増加し、医師は約4.1万人となっています。病院は650軒、クリニックは12,700軒存在し、軒数ではもちろん、土地面積あたりの数でも日本一であるため、受診する際の選択肢も非常に多くなります。東京都は名医が多く質の高い医療を受けられる一方で、受診先選びが最も難しい地域と言えます。地方に比べて住民の年齢層が比較的低いためか、1人あたり医療費は32.7万円とそれほど高くなく、都道府県の中でも17番目です。
産婦人科の医師が診療する領域は、主に出産に関わる産科領域と、女性の生殖器の疾患(子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体がん、など)に関わる婦人科領域があります。また、不妊治療を行うのも産婦人科です。腹腔鏡手術を含めた外科的処置や薬物療法を行います。産婦人科を主な診療科とする医師は全国で約10,000名、日本産科婦人科学会が認定する産婦人科専門医は約12,000名です。地域によっては産婦人科医不足が問題となっています。クリンタルは、産婦人科の専門医から名医を厳選し、疾患・治療ごとに分類して掲載しています。