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林 茂一郎先生

緩和ケアの名医
立正佼成会附属佼成病院
名誉院長兼部長
専門
緩和ケア、女性疾患
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2017年01月30日

臨床実績


年間緩和ケア外来患者数(延べ)
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専門医資格
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学会職位
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学術活動


論文・学会発表数
*** 件

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
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出身大学
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略歴
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受診しやすさ


入院までの待機期間
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医師指定受診
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外来待ち時間
*** 時間程度

林 茂一郎先生のインタビュー

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病気や細胞ではなく、人をみていきたい!よろず揉め事引き受けの専門家、緩和ケアの名医

林先生の今までのご経歴を教えてください

私は東京の高円寺で育ったこともあり、その地域に貢献できる佼成病院が就職するのに良いと考えました。また佼成病院の初期研修は私が医師になった当時では珍しく、全診療科へ研修をさせてくれたのも魅力でした。

平成16年、佼成病院では、時代とともに使われなくなった職員寮の敷地に、緩和ケア病棟、腎センター、療養病棟が入った扶友センターを新設することになりました。佼成病院は仏教の教えを大切にしていますので、患者さんの拠り所として緩和ケア病棟を作ることは、ずっと計画していたことでした。しかし新設されたものの、緩和ケアを専門としている医師は少なく困っていました。

そこで、緩和ケアの医師をしてみないかと私を推薦してくれる人がいました。私もやってみたいという気持ちがあり、まず研修を受けにいきました。その研修は1週間という短い期間でしたが、研修はとても貴重な経験になりました。

研修の内容は、初めの3日間は私服にエプロンという姿でボランティアとして患者さんと関わらせてもらい、患者さんのお茶会の準備や掃除、花の手入れをしました。4日目からは、白衣を着て患者さんと関わりました。一番印象的だったのが、昨日話をしていた患者さんの顔が固まってしまい、「失礼しました」と言われたことです。その時、「白衣ってすごく重い物なのですよ」と研修先の医師に言われ、患者さんとの距離を縮め、患者さんの傍で診られる存在になるにはどうしたらいいかということを考えるようになりました。

緩和ケアで一番患者さんと近い存在は看護師であり、薬の相談については薬剤師が不可欠で、どの職種も切り離せないものです。3人寄れば文殊の知恵というように、今でも研修時の教えを大切にし、チーム医療の一員として患者さんに関わるようにしています。

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佼成病院における緩和ケアの特徴であるビハーラ病棟について詳しく教えてください

緩和ケア病棟の構造は、国の方針である程度決まっていますが、当院では20床の個室を設けています。

ビハーラと呼ぶのは、仏教の言葉で「安らぎの場」や「休養の場」などの意味があります。仏教の教えを大切にする病院ではありますが、入院するにあたり宗教関係に制限を設けてはいません。クリスマスの時期はお釈迦様の隣にクリスマスツリーも飾ります。それが、日本人らしい生活スタイルで、その人らしく生活できる支援と考えています。

患者さんや家族が治療を受け入れるにあたり先生が大切にされていることはありますか?

佼成病院では「真観」という言葉をあげています。この言葉には、「正しくみて、正しく手当てする」という意味があります。医療分野が細分化されてきており、人間をみているというより、病気や細胞レベルでみている医師も見受けられます。当たり前のことですが、私は医師として、病気や細胞ではなく、人をみていきたいと思います。

緩和ケアではどのような治療が中心になりますか?

緩和ケアは、外来や病棟で行う痛みのコントロールが中心になります。痛みがとれなくなったのは薬の効果が無くなったからではないか、と考える患者さんがいますが、実際は病気の進行に伴う、痛みの幅が広がっていることのほうが多いです。その痛みをとる為に、麻薬に分類される薬を中心にした痛みのコントロールを行います。麻薬と聞くと怖いという印象を受ける人も多いですが、海外では歯の痛み止めでも使われていたり、日本でも量の加減で咳止めに使われていたりと、正しく使用していたら怖がる必要のない薬です。また、痛みをコントロールすることで、社会復帰できる患者さんも沢山います。

薬のコントロールに疑問や不安なことがあれば、いつでも私に相談して欲しいと思います。

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緩和ケアを考える時、いつから準備をしたらいいでしょうか

家で過ごすことに自信が無い時が入院を考える目安になります。入院される患者さんの中には、痛くて動けず、医師に勧められたから入院したという人もいますが、そのような患者さんでも痛みのコントロールが出来れば、退院してまた家で過ごされる人もいます。痛みの問題だけではなく、病院に入院して特別な食事を食べなくてはいけないと思う人も多いですが、1日3食、食事を摂る事が大切なのです。

また、緩和ケアに入院したらもう帰れないのではないかと思う患者さんが多いのですが、家に帰りたくなったら、帰ってもいいですし、最終的にどこでどのように過ごしたいかは患者さん本人と家族の意思で決めていただき、その意思に沿えるよう私たち医療チームも答えたいと思います。

佼成病院には、スピリチュアケアワーカーがいると聞きましたが、詳しく教えてください

患者様や見舞いの方々からお話を伺ったり、相談に乗ったりするスピリチュアルケアワーカー(心の相談員)がいます。当院では、ワーカー全員がカウンセリング2級資格を有しております。傾聴の姿勢を大切にしており、積極的に寄り添うというよりも、まずは患者さんの話を受け止めながら聴くという傾聴の姿勢で臨んでいます。

林先生が今度どんなことに注力されていきたいと考えられていますか?

必ず医師に対して緩和ケア研修を行うようにしています。また医師だけではなく、臨床宗教師やグリーフケア研究所の研修生などの研修を引き受けており、本だけの知識ではなく、患者さん目線で臨床の場を体験してもらうことで、心の拠り所とは何かを伝えて行けたらと考えています。

患者様やご家族へのメッセージ

ここには、よろず揉め事引き受けの専門家がいますから、一人で抱え込まないでください。そして、患者さん主体の、患者さん中心の医療を一緒に考えていきたいと思います。私だけでなく、看護師や薬剤師も、様々な方面から手助けができるようチーム医療を大切にしています。一般病棟では食事制限などもあり、我慢を強いられることもあるかもしれませんが、緩和ケア病棟では、その人の食べたいものを食べ、その人らしく暮らせるように、チーム全体でサポートしています。

佼成病院の緩和ケア外来は随時新患を受け入れており、1週間以内には予約が取れる状況です。ガンと告知をされて、抗がん剤を使いたく無いとなった時に、急に医師から緩和ケアを切り出されてしまう患者さんもいます。そういう患者さんは、不安な気持ちになる方も多くいらっしゃるので、緩和ケア科ではご家族と共にしっかりと患者さんのことを支えていきたいと思っています。

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立正佼成会附属佼成病院の写真

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勤務先医療機関

住所:東京都杉並区和田2−25−1
電話番号:03-3383-1281
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