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四宮 滋子 先生

Icon place gray 東京都千代田区神田佐久間町3丁目37-59 マルチーノビル
Icon hospital gray しのみやクリニック
Icon speciality gray 専門:臨床精神医学、てんかん学、精神生理学 、心身医学、産業精神保健、発汗学(多汗症)
掲載開始日:2016年09月26日
最終更新日:2017年12月28日

受診しやすさ

医師指定受診
紹介状不要。初診予約不可。来院順で案内。診察は月曜(午前)・火曜(午前)担当。
外来待ち時間
2.0 時間程度

臨床実績

専門医資格
日本精神神経学会精神科専門医
精神保健指定医
日本精神神経学会精神科研修指導医
日本てんかん学会てんかん専門医・専門医指導医
学会職位
日本発汗学会常任理事
日本薬物脳波学会評議員

学術活動

論文・学会発表数
40件
最終論文・学会発表年
2015年
学術機関
大学院卒
留学経験あり
出身大学
順天堂大学 1973 年卒
略歴
1973年 順天堂大学医学部卒
順天堂大学精神神経科助教授
同臨床病理学助教授を経て現職

※医療機関の関係者の方へ

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四宮 滋子先生のインタビュー

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正しい診断・治療を行い、患者の社会生活を守る精神科医

四宮先生が精神科医を志したきっかけについて教えてください

私はもともと生き方が不器用な子どもで、「なぜ自分は生きているのか」などということを突き詰めて考えることがよくありました。そのため自然に、人の精神や心に関わる精神科医になりたいと思うようになりました。もちろん子どもの頃は、精神科医が実際にどのような仕事をするのかよくはわかっていなかったですけれど。

医学部に入ってからは、一般内科や神経内科の診断学にも魅力を感じたり、当時の精神科の風潮に違和感を感じたりしたこともあって、精神科医になろうという気持ちが揺らぐこともありました。ですが、最終的には「自分が精神科を変えてやろう!」という若くて熱い気持ちもあり、精神科医の道に進むことに決めました。

四宮先生は主にどのような精神疾患を診療しておられるのでしょうか?また、治療において気をつけていらっしゃることはありますか?

私はどのような精神疾患も診ますが、実際は、時代を反映しててんかん、うつ病、パニック障害といった疾患の方が多くなっています。なかでも最近は私がてんかんの専門医であることもあって、てんかんの患者さんが増えているように思います。当院で診ているてんかん患者さんの紹介で、精神的な悩みをもつてんかんの方が私の診察にいらっしゃるようです。それと、女性の患者さんは女性医師の方がいろいろ相談しやすいということもあるようですね。

今は、てんかんは神経内科の疾患というイメージがあるようですが、従来は精神科で治療されていた疾患です。その背景には、てんかんの診断に重要な役割をもつ脳波検査が精神科医によって初めて計測され発展したという歴史がありますが、実際、てんかんであることの心理社会的ストレスへの対処や、てんかんにうつ病などの合併が多いことを考えると、精神科医がてんかんの治療に果たす役割は大きいのではないかと思います。

精神科の治療においても、他の医学分野と同様に正しい診断をすること、どのような治療法が最適かを考え、薬物療法が必要な場合は正しい薬物を選択し、正しい量を処方することが大切です。そのためには患者さんが言葉にすることだけではなく、待合室での様子と診察室で対面したときの様子、表情、体の緊張や血圧を測定したときの微妙な反応などもよく観察するようにしています。例えば、患者さんが「幻聴があります」と述べた場合、精神疾患が原因であると決めてしまう前に、どのような幻聴なのか、あるいは幻聴ではなく錯聴(※聞かれた音を、実際の音と異なるように感じること)の可能性、他の疾患を原因とした聴覚過敏の可能性なども考えてみる必要があります。患者さんが訴える精神症状だけを根拠として正確な診断をすることは難しいので、総合的な(身体をも含めた)診察と判断のもとに、適切な診断をし、適切な治療をすること(あるいはしないこと)は当たり前のようでいて、とても難しいことだと思います。

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貴院における治療の特徴などがあれば教えていただけますか?

今の風潮では、薬を使わないのがよい治療と考えられていますが、適切な薬物療法は必要不可欠です。うつ病においては初めから認知療法だけで治療を開始するという方法もあるでしょうが、当院に来られる患者さんの多くは仕事をされているため、社会的遂行能力への影響を考えると出来るだけ早く症状を改善することが重要です。ですから、まず薬物療法から始めて、途中から認知療法を導入して薬物を減量していくという方法をとる場合が多いです。

また、うつ病やパニック障害も含めた精神疾患というものは、緊急性のある疾患と考えていますので、予約なしで患者さんの診療にあたっていることも特徴だと思います。精神疾患の予後は、いかに早く治療を始めるかが重要になってきます。1週間や1日、ときには何時間という差が大きな違いをもたらすので、1ヵ月後まで予約できませんというのでは困ると思うのです。

四宮先生はてんかんの専門医であり、てんかんについての執筆や講演も行ってこられたと存じております。てんかんの治療では、どのようなことが大切になるのかを教えていただけますか?

第1は、もちろん発作の抑制です。てんかんの発作型に対して適切な抗てんかん薬を選びます。しかし、理論的には合っていても患者さんに合わない薬もあるのでその人その人に最適な薬を見つけていく必要があります。また、薬だけでは発作が抑制できない場合、他の治療の選択肢に結び付ける必要がある場合もあります。

第2に、発作を抑制できる薬の継続的な服用を支援していくためには、効果だけでなく副作用への対処や生活サイクルの中での服用しやすい時間を決めるなどの工夫が必要です。抗てんかん薬を服用していれば発作が起こることなく普通に日常生活を送ることができる場合でも、患者さんにとっては毎日薬を飲み続けるという努力は大変なことなのです。「症状もないのに、何で飲み続けなきゃいけないのだろう、はやくやめたい」という思いや葛藤を持ちやすいことは十分理解できます。ですからその気持ちに寄り添いながら将来への希望を持てるようにすること、あるいは少しでも服薬の負担が軽くなるように内服薬を変更するようにしています。具体的な形としては、寝る前だけの服用でよい薬物を選択したり、発作の起こりやすい時間帯に薬物の血中濃度がいちばん高くなるような服用の仕方を伝えるなどして、できる限り薬の量が少なくて済むように調整を図っていますね。

第3に、てんかんは長い付き合いとなる慢性疾患ですから、精神科医が患者さんの人生の転機(就労や結婚、出産など)に寄り添って十分な情報を提供し、ときにはアドバイスしていくことがとても大切であると思います。

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受診を考えている患者さんにメッセージを頂けますか?

精神科の疾患はこころの病気ではなく脳の病気、または不調です。気持ちの持ち方ではなく脳の神経伝達物質や電気信号に異常があるから症状が起こるのです。脳も身体の一部であると認識し、不調がある場合はなるべくはやく精神科の受診を考えてください。インターネット上に氾濫する情報をもとに自己診断してしまわず、気軽に精神科を受診して相談してみてください。

生命には内科や外科が治療する”身体的生命”と、ひとりの人間として生きていくための”社会的生命”があります。精神科医は特に”社会的生命”の健康の回復を目指すことに重点をおいています。

最後に、先生の今後の展望について伺えますか?

展望というより夢は、患者さんに対して最良の治療を提供できるという意味での本当の名医になれたらいいですね!

私の出身校である順天堂大学では、医学生は「名医たらずとも良医たれ」と教わります。この言葉は「名医は誰でもなれるわけではない。努力と誠意をもって日々研鑽し、まず良医を目指しなさい」という意味です。良医は、正確な診断と治療ができるだけではなく、常に患者さんの立場に立って考えられる医師です。良医になることは実はとても大変なことだということが経験を積むほど身に染みて感じられるようになりました。ましてや「名医」はなろうと思ってなれるものではないということも。

もう高齢で一線を退かれた昔の先生の中に、本当に名医と言える方がいらっしゃいました。その先生は、思いもよらぬところから患者さんの本当の苦悩を見抜いたり、言葉の持つ微妙な色合いをすくい取れたり、それでいて身体全体の状態も見逃さず、一人一人の患者さんのすべてをいつも新鮮な目で温かく診ていらしたのが強く印象に残っています。

今の私がやるべきことはそのような先生の姿を忘れずに、医学の勉強はもちろん、すべてのことに対する感性を常に磨いていくことだと思っています。

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しのみやクリニックの写真

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しのみやクリニックの詳細情報

郵便番号
101-0025
住所
東京都千代田区神田佐久間町3丁目37-59 マルチーノビル
アクセス
JR山手線 秋葉原から徒歩1分 昭和通り口 / 都営地下鉄新宿線 岩本町から徒歩3分
電話
0356871516
ホームページ
http://shinomiya-clinic.jp/

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